透過する水素との闘い、横浜ゴムの高圧ホース…FC EXPO 2018

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横浜ゴムの高圧水素充填用樹脂ホース
横浜ゴムの高圧水素充填用樹脂ホース 全 9 枚 拡大写真

横浜ゴムは、高圧水素充填用樹脂ホース「ibar HG82」を水素・燃料電池展(FC EXPO 2018)で展示紹介した。

【画像全9枚】

水素の利用が発展するにつれて、水素ガスを取り扱うタンクや配管は高圧化していく。同じ容積でより多くの水素を利用したい場合、高圧化は必然である。高圧化することで燃料電池自動車の航続距離は長くなり、より多くの電力を得ることもできるのだ。

しかし、これはとても大変な技術なのである。まず水素は物性的に分子の一つ一つが小さいため、タンクやホースの素材を透過してしまうからだ。

現在、国内のタイヤメーカーでは、ブリヂストンと横浜ゴムが高圧水素用のホースを手掛けている。横浜ゴムのブースで話を伺った。

「かつて、水素を工場やプラント内で送る際の管は金属製を使っていました。かなり重たいです。また、錆びると水素が漏れので、定期的に焼きなましといったメンテナンスの必要がありました」

「今ではゴム製のホースを使います。いちばん内側の水素が通る部分が樹脂で、その周りに高強度の繊維が巻かれていて、一番外側をゴムで覆っています。金属製より軽く取り回しがいいのが利点です。イニシャルコストはやや高いかもしれませんがメンテナンスが不要です」

「さらに今は、充填用では取扱圧力は82MPaが常識になっており、最新商品のibar HG82では耐圧性能も向上しています。トータルで考えるとコストは圧縮できていると思います」と話す。ibar HG82では高強度繊維の外側にさらにワイヤーを巻いて強度を持たせている。

《中込健太郎》

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