トヨタ自動車で初の女性取締役が就任へ、豊田社長「大胆な発想をスピーディに実行できる体制」

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トヨタ自動車は、6月開催の定時株主総会で承認を受けて正式決定する取締役人事を内定した。

三井住友銀行の工藤禎子常務執行役員が社外取締役に就任する。トヨタの取締役に女性が就任するのは初めて。

前経済産業事務次官の菅原郁郎氏、前国際パラリンピック委員会会長のフィリップ・クレイヴァン氏も社外取締役に就任する。豊田章男社長は「クレイヴァン氏は『障がいのある方が社会に参加するためには、移動の自由が鍵を握る』と言っておられるが、一方で『今の社会では、移動が本当に大変だ』という声も伺っている。誰かが何かにチャレンジしたいと思っている時『移動』がチャレンジするための障がいではなく、夢を叶えるための可能性になってほしい」とコメントしている。

早川茂副会長は新たに代表権を持つ。デンソー副会長から今年1月にトヨタの副社長として復帰した小林耕士氏は代表取締役に就任する。代表取締役は4人体制となる。

永田理氏、マーク・ホーガン氏、宇野郁夫氏、加藤治彦氏の取締役4人は退任する。

豊田社長は「大変革の時代を生き抜くためのキーワードは『スピード&オープン』。志を同じくし様々なプロフェッショナリティを持つ人を、社内外を問わず適材適所に配置することで、オープンマインドで議論し、既存の枠にとらわれない大胆な発想をスピーディに実行に移せる体制を目指した」としている。

《レスポンス編集部》

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