ホームドアがあるのに再び…札幌市営地下鉄東西線で3月2日に発生した人身事故

鉄道 行政

全駅に可動式ホーム柵(ホームドア)が設置されている札幌市営地下鉄の駅で、3月2日、再び人身事故が発生した。

発生現場は、東西線南郷18丁目駅(白石区)1番ホーム(新さっぽろ方向)で、札幌市交通局が3月5日に行なった発表によると、11時35分頃、ホーム上にいた男性客がホームドアを乗り越え、進入してきた列車に接触したという。男性に生命の危険はなかった。

これにより、南郷7丁目駅(白石区)とひばりが丘駅(厚別区)で折返し運行を実施。12時47分に復旧するまで、宮の沢方向で8本、新さっぽろ方向で9本の列車が運休となり、およそ6300人に影響が出たという。

南北線(麻生~真駒内間14.3km)、東西線(宮の沢~新さっぽろ間20.1km)、東豊線(栄町~福住間13.6km)の3線からなる札幌市営地下鉄では、昨年3月、東豊線新道東駅(東区)を最後に、全駅でのホームドア設置を完了しているが、今年1月9日には、南北線大通駅(中央区)で人身事故が発生している。

これは、ホームドアが途切れている、ホーム端の金属柵部分から線路上に転落した事故だったが、ホームドアを直接乗り越えた事故としては、今回が札幌市営地下鉄で初の事例となった。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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