太陽発電の「2019年問題」に向けた提案…ニチコンのトライブリッド蓄電システム

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太陽発電の「2019年問題」に向けた提案…ニチコンのトライブリッド蓄電システム
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ニチコンは7日、「トライブリッド蓄電システム」を発表した。ニチコンは蓄電池やEV用の急速充電器、V2Hの製造を行う、インバーターに強みを持つメーカーだ。

ニチコンが提案する「トライブリッド蓄電システム」は、太陽光パネルと蓄電池および電気自動車を統合的に管理するシステムだ。2019年には、電力の売電にまつわる制度、FIT(固定価格買取制度)の“第一期卒業生”が出る。

今まで40円/kWで売電できてたものが、11円/kWほどになってしまう。通常の電気料金は25円/kWくらいなので、自分で使用したほうがお得だ。このため蓄電池メーカーは、自分で電力をつかう方法として、蓄電池導入を提案する。
※FIT(固定価格買取制度)の第一期卒業生、2019年のソーラーシンギュラリティに関する詳しい解説についてはこちらの記事を参照(【インタビュー】FITの2019年問題がEVの転機になる…三菱総研 長谷川功氏https://response.jp/article/2017/11/06/302131.html)
「トライブリッド蓄電システム」もそんな提案の一つだ。太陽光発電で生成された電気を蓄電、夜には帰宅したEVに対して電力を供給したり、V2Hスタンドと組み合わせることで、電気自動車を蓄電池として連携することが想定されている。もちろん通常の家庭用電源としても使用可能だ。

「トライブリッドは太陽光の使い方を変える商品になる」と担当者は語る。「2019年から、太陽光発電による電気は売るのではなく、自分で使う時代になる。自分で使うためにもEVが必要で、EVの電気を太陽光で発電すれば、CO2の排出は完全にゼロになる」と説明があった。

《吉田 凌》

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