ピニンファリーナ の653hpの燃料電池レーサー、限定12台を市販…ジュネーブモーターショー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
ピニンファリーナH2 スピード(ジュネーブモーターショー2018)
ピニンファリーナH2 スピード(ジュネーブモーターショー2018) 全 11 枚 拡大写真

ピニンファリーナは3月6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018において、『H2スピード』の市販モデルを発表した。

画像:ピニンファリーナ H2 スピード

H2スピードは2年前、ジュネーブモーターショー2016で発表されたコンセプトカー。車名の「H2」が意味する通り、水素燃料電池パワートレインを載せたレーシングカーの提案だった。

それから2年を経て、ジュネーブモーターショー2018では、H2スピードの市販モデルを初公開。パワートレインは、グリーンGT社と共同開発。モーターは4個で、最大出力653hp/13000rpmと強力。このおかげで、0~100km/h加速3.4秒、最高速300km/hの性能を実現する。

シャシーはカーボンファイバー製。前後サスペンションはプッシュロッド方式のウイッシュボーン。カーボン製ブレーキを装着する。ブレーキエネルギー回生システムを導入する。

水素タンクの容量は8.6kgで、700バールの高圧で貯蔵される。水素の補充に必要な時間は、約3分。トランスミッションは後輪に直結しており、クラッチ、ディファレンシャル、ギアシフトはなし。トルクベクタリングを採用。なお、H2スピードの市販モデルは、12台のみを生産する、としている。

《森脇稔》

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