他の展示会とは異なる顧客層に期待、クルマも多数出展…ジャパンボートショー2018

自動車 ビジネス 国内マーケット
ここでは身近さが際立つ? ボートショーのクルマ
ここでは身近さが際立つ? ボートショーのクルマ 全 29 枚 拡大写真

ジャパンインターナショナルボートショー2018の会場には、クルマの展示も多数みられた。どういった狙いがあるのだろうか。

まず神奈川トヨタ、名古屋トヨペットなど、マリン事業を手掛ける自動車関連の企業ブースが出展されている。さらに会場にはランボルギーニ、アストンマーティン、ロールスロイス、ロータス、マクラーレン、テスラなどが実際に車両をを持ち込み、来場者に訴求していた。

狙いは何だろうか。一つには価格帯。「何かのイベントに出展すると出展製品の中で自動車が最も高価格帯になることも少なくありません。しかし今回は高級車でも、プレジャーボートに比べればリーズナブルな価格帯。むしろ、そのくらいで行けるのか、という現実的な算段で具体的なお話に発展することも少なくありません」と話してくださったのはロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜。

また横浜という商圏に注目していたのはランボルギーニだ。「横浜はまだこれからの地域です。ランボルギーニ横浜も開設して一年ほど経ちますので、多くのお客様とコミュニケーションをとるきっかけにできればと、早いタイミングで企画して出展を準備しました。車をお買い上げいただいたお客様がすでにボートもお持ちで、ふらっと遊びに来て下さったりもします」と話すのはランボルギーニ横浜。

アストンマーティン東京は、ショー会場では、クルマがリーズナブルであることも明確になるという。「金額的にボートと比べれば安いということはあるかもしれませんが、毎日ガレージから出発できる『クルマの身近さ』があります。係留しているだけでもメンテナンスが必要になるボートに比べたら、クルマのメンテナンスは簡単です」

「また、マリンレジャーはを楽しまれているのはアクティブな方が多いです。であれば、今では貴重なV12モデルも、軽い鼻先(前後重量バランス)で新しい世界観に人気の集まっているV8モデルも、それらの魅力に共感してくださるお客様は多いように感じます」

そして「マリーナまでお出かけになるクルマにもぜひこだわっていただきたいですね」とマクラーレンの担当者も話す。ガレージを出るときからクルージングは始まっているということか。

《中込健太郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  4. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  5. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る