KTMジャパンは3月9日、『1290スーパーデュークR』など3車種について、フロントブレーキマスターシリンダに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは1290スーパーデュークRのほか、『1290スーパーデュークGT』、『690デュークR』の合計3車種で、2015年3月30日~2017年4月21日に輸入された581台。
フロントブレーキマスターシリンダの設計が不適切なため、シリンダ内のピストンの強度が不足しているものがある。そのため、ブレーキ作動時のブレーキ液圧により、ピストンに亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けるとピストンが破損し、最悪の場合、フロントブレーキが効かなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、マスターシリンダのピストンを対策品に交換する。
不具合は1件発生、事故は起きていない。オーストリア本社からの報告により届け出た。