神戸電鉄が延焼した三木駅をサポート組織を通じ再建へ

鉄道 企業動向

兵庫県の神戸電鉄は、3月4日に発生した火災により延焼被害を受けた、三木駅(兵庫県三木市)下りホーム駅舎の再建へ向けて「ご寄付のお申し出に関して」という呼びかけを行なっている。

神戸電鉄では、延焼した三木駅の跡地を、駅舎を再建するだけではなく、三木市や兵庫県と連携して、粟生線のさらなる活性化を図るために活用していきたいとしており、その寄付を「粟生(あお)線サポーターズくらぶ」を通して行なってほしいと呼びかけている。

粟生線サポーターズくらぶは、神戸電鉄粟生線活性化協議会が粟生線の利用促進を図るために設置しているサポート組織で、「正・家族会員」「特別会員」といった会員が協力金を納めることで、粟生線の支援を行なっている。

三木駅については、粟生線サポーターズくらぶの特別会員から集める1口1000円の協力金を再建の支援に充てたいとしており、現在、特別会員の入会呼びかけを強化している。

5月末までに特別会員の登録を行ない協力金を納めると、三木駅が再建された折に氏名を駅に掲出する予定で、神戸電鉄では「今般、駅舎消失にあたってご寄付をご検討の方は、駅舎跡地の利活用の動きを踏まえまして、この会員制度のご利用をお願いいたしたく存じます」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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