意外と知られていないエアコンフィルター交換…花粉、黄砂、PM2.5

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春の訪れとともにやってくる“厄介”な飛来物たち
春の訪れとともにやってくる“厄介”な飛来物たち 全 4 枚 拡大写真
◆クルマのエアコンにもフィルターがある

3月になり、少しずつ春の訪れを感じ始めるこの時期、ヒトにとってもクルマにとっても好ましくない大量の“飛来物”がやってきます。スギやヒノキの花粉にはじまり中国大陸から飛んでくる黄砂、さらに最近ではPM2.5という有害物質も加わり、人体へ悪影響を及ぼすこともあって一種の社会問題にもなっています。

クルマ用のエアコンにも家庭用エアコンと同じように「フィルター」が装着されている車種が増えている
そんな背景もあって、ここ数年で注目を集め、一気に市民権を得つつあるのがクルマ用の「エアコンフィルター」です。ただ、一般のユーザーの中には、自分の「愛車」のエアコンにフィルターが付いていることを知らない人や、付いているのは知っているけど交換の必要性を知らないという人も多く、まだまだ認知は進んでいないのが現状と言えます。そこで今回は、このエアコンのフィルターにスポットを当ててご紹介したいと思います。

◆そもそも、なぜ交換が必要なのか?

最近の需要の高まりとともに、脱臭や抗菌といった付加価値をプラスした商品も増えていますが、そもそものエアコンフィルターの役割は車内外のチリやホコリなどを取り除くことにあります。ちなみに、“エアコン”という名称こそついていますが、エアコンを使用していなくても、車内を出入りする全ての空気がこのフィルターを通過します。つまり、エアコンを使う使わないに関わらず、フィルターは汚れていくということになります。

新品のエアコンフィルター。需要の高まりとともに、様々な付加価値をプラスした商品も増えている
実際の交換目安になるのは、使用1年か走行1万5,000キロです。では、交換しないままでいるとどんな弊害が起こるのかと言うと、フィルターが目詰まりすることでエアコンの風量が低下して、使用の仕方によっては、燃費が悪化する恐れもあります。当然、余計な負荷がかかりますから、エアコンの風を作り出しているブロアモーターが故障することだって考えられます。また、ニオイを浄化することができなくなったり、カビが発生したりと、人体への影響も懸念されます。基本的に家庭用のエアコンと同じですが、クルマ用の場合は「清掃」ではなくて「交換」が必要になります。

◆エアコンフィルターの需要は右肩上がりだが…

実は一昔前までは、エアコンのフィルターというと輸入車や一部の高級車に装着されているものでしたが、20年ほど前から国産の量販車にも搭載されるようになり、今では、一気に当り前の装備になったという経緯があります。

フィルターメーカーの担当者によると、出荷されるフィルターの数は、ここ20年近くずっと前年比2ケタの伸びが続いているといいます。それでも、現在国内で搭載されている4,400万台ものクルマのうち、フィルターの交換がなされているのは3分の1程度。なんと、3,000万台近くのクルマについては交換されていないという恐ろしい現状があります。

◆実際には、「いつ」が換え時なのか

ある調査によると、エアコンフィルター交換の必要性を知らないユーザーは4割にものぼり、必要性を知った後には、実に7割近くの人が「交換したい」と考えているという結果が出ています。数あるクルマの部品の中では珍しく、人の健康へ直接影響を及ぼす可能性があるので、ユーザーの関心も高いのでしょう。女性や、小さい子どもがいるご家庭などでは特にその傾向が顕著と言えます。

汚れやゴミなどが詰まった使用済のフィルター。「快適」なドライブのためにも交換が必要と感じさせる
さて、では実際に交換するとなった時には、どうしても「花粉」の時期やエアコンを使い始める「梅雨時」や「夏場」など、“思い出したかのように”交換するケースが多くなってしまいます。ですが、大切になるのは「前回交換からどのぐらい経過しているか」なのだと言います。オイル交換などと同じように、1年もしくは1万5,000キロという交換の目安を守ることで、「安心」「安全」に加えて、愛車を「快適」に長く乗ることに繋がるのではないでしょうか。

まずは、整備工場で愛車のエアコンフィルターを外してもらって“汚れ”を確認してみてはいかがでしょうか?

【自動車豆知識】「愛車」を快適に! 意外と知られていない“エアコンフィルター”交換のススメ

《カーケアプラス編集部》

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