石勝線夕張支線の運行再開は3月31日以降に…線路の盛土崩壊抑止に目途

鉄道 企業動向
斜面崩壊が発生した清水沢~鹿ノ谷間の状況。
斜面崩壊が発生した清水沢~鹿ノ谷間の状況。 全 2 枚 拡大写真

JR北海道は3月20日、清水沢~鹿ノ谷間の斜面崩壊により3月9日から運行を見合わせていた石勝線新夕張~夕張間(夕張支線)を、3月31日以降に運転再開すると発表した。

【画像全2枚】

夕張支線の斜面崩壊は、南から暖かい空気を運んだ低気圧の接近に伴なう急速な気温上昇や降雨が引き金になった。

線路を地面より高い位置に敷設する際、斜面上に土砂などを盛り上げて平坦な部分を造る「盛土」(もりど)と言われる部分に融雪水が流れ込み、盛土内の水位が上昇。これにより斜面が崩壊し、その法面から湧水が発生したという。

2012年4月には同じようなケースで、鹿ノ谷~夕張間で盛土が崩壊しており、今回の運行見合せはそのリスクを考慮してのことだった。

被災後、鉄道総合技術研究所が調査を行ない、線路周辺の除雪や水抜きパイプの新設、ふとんかごによる法面の防護といった作業を進めた結果、3月31日以降の運行再開に目途が立ったとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  2. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
  3. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  4. 新型トヨタ『RAV4』にモデリスタ、「アーバン」と「ラギッド」の2スタイルでカスタマイズ
  5. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る