KTMの目玉バイクはミラノショーで大好評の 790デューク…東京モーターサイクルショー2018

モーターサイクル 新型車
KTMの『790デューク』(右)と『790アドベンチャーR プロトタイプ』
KTMの『790デューク』(右)と『790アドベンチャーR プロトタイプ』 全 5 枚 拡大写真

オレンジがトレードカラーのKTM。東京モーターサイクルショー2018の目玉商品は昨年の「ミラノショー」で発表して大好評だった『790 デューク』で、5月に発売する予定だ。

「3月初めにスペインのグランカナリア島で試乗会を開いたのですが、非常に評判がよかったんです」とKTMジャパンの広報担当者は嬉しそうに話す。

新開発の「LC8C」という排気量799ccのパラレルツインエンジンを搭載。そのエンジンは軽量、コンパクトがウリだ。最大出力は77kW/9000rpmで、最大トルクは86Nm/8000rpmだ。「車体もスリムにできており、車体重量が約169kgと軽く、俊敏な取り回しができる」(広報担当者)という。

その最大の特徴はエンジンをフレームの一部として使つ独特の構造になっていることだ。そのためエンジンをカバーするフレームはなく、エンジンがむき出しの状態だが、強度には全く問題ない。

「KTMは“Ready to Race”、いつでもレースができるバイクづくりを目指しており、このバイクはそれを文字通り表すと言っていいと思います。非常にポテンシャルがあります」と広報担当者は強調し、バイクがよく分かっている人、ライディングを楽しみたい人に乗ってもらいたいそうだ。希望小売価格は112万9000円。

そのデュークの横には同じエンジンを積んだ『790アドベンチャーR プロトタイプ』が並んでいる。これもミラノショーで初めて発表したもので、デューク同様に取り回しがしやすいという。ただ、発売はまだ未定だ。

広報関係者によると、KTMのユーザーは比較的若い人が多く、平均年齢が30代後半とのことで、デュークについても、そのあたりがメインターゲットになりそうだ。事実、その年代らしき来場者が多く訪れていた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  2. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  3. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  4. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
  5. プロが教える“失敗しない”キャリパー選びと注意点~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る