高速道路機構 新理事長に渡邊大樹前NTT副社長が就任へ

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高速道路保有債務返済機構の新理事長に就任する渡邊大樹氏
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全国の高速道路を保有し、建設費用などの債権債務を管理する独立法人「日本高速道路保有・債務返済機構」(高速道路機構)の理事長に渡邊大樹インターネットイニシアティブ取締役(65)が就任する。27日の閣議で了解された。

渡邊氏は1976年東大経済学部卒。同年にNTTの前身である日本電信電話公社に入社。2014年の副社長就任を最後に、業界団体である電気通信共済会会長から現職に至った。2005年からの勢山廣直氏(旧東京海上火災保険出身)と交代する。

「渡邊氏は財務系のエキスパート。NTTグループの最高財務責任者であり、従業員規模23万人のマネージメントや官民の幅広い人的ネットワークの高度な折衝交渉を担ってきた。こうした能力を十分に発揮していただきたい」
と、任命権者である石井啓一国土交通相は期待を込めた。

国交省関連の独立法人理事長人事の27日の閣議了解は、このほか4法人あった。交通関連では「空港周辺整備機構」理事長に、旧第一勧業銀行出身の今野洋美氏(64・日本土地建物顧問)、「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」理事長の北村隆志氏(64)は再任された。

また、JR東日本会長の清野智氏(70)が「国際観光振興機構」理事長に就任する。選任理由について、石井国交相は次のように語った。
「長年にわたり鉄道事業を第一線で支え、近年では東北観光推進機構会長としても東北観光の認知度向上や国内外の観光客誘致推進し、観光と経済の発展に寄与してきた。幅広い識見とリーダーシップは(観光機構の)目的達成に不可欠」

異動はすべて4月1日付。

《中島みなみ》

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