新年度スタート、八千代工業四日市製作所も「ホンダオートボディー」に衣替え[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年4月2日付

●内閣支持続落42%、佐川氏説明、「納得せず」75%本社世論調査(読売・1面)

●「東京」外れ、三菱 UFJ銀に(読売・4面)

●加山雄三さんの船炎上、静岡の漁港に係留中(朝日・34面)

●大阪メトロ出発進行(産経・24面)

●丸の内線に充電スペース、コンセント、テーブル来春から(東京・20面)

●訪日客の恩恵広がる、輸出・生産に好循環(日経・1面)

●ニュース一言、八千代工業山口社長(日経・5面)

●経営者の目、益子修・三菱自動車CEO、環境規制でEV対応必須(日経・26面)

●主要30業種の天気図、自動車、国内、新車効果一巡(日経・27面)

●危ない、公道に電動一輪車、原則は走行禁止 トラブル相次ぐ(日経・43面)

ひとくちコメント

「平成」という元号が使える最後の1年となる2018年度がスタートした。春は就職や進学、転勤などで生活環境が様変わりの人も少なくないが、企業のなかにも4月1日から社名変更や組織の衣替えを実施した会社も多いようだ。

金融業界では、メガバンクの一角を占める三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱東京UFJ銀行が「東京」の名が取れて「三菱UFJ銀行」に行名を改めた。きょうの各紙にも「『東京』はずしました」(朝日)とか「『東京』よさらば」などと、看板を掛け替える写真とともに取り上げている。

旧行名の「三菱東京UFJ銀行」は金融再編のさなか、日本で唯一の外国為替銀だった東京銀行と三菱銀行が1996年に合併して誕生。さらに2006年には三和銀行と東海銀行が統合したUFJ銀行との合併により、これまでは寄せ集めた長い銀行名となっていた。

4月からの行名変更で、三菱UFJ信託銀行や三菱UFJ証券ホールディングスなどとの一体感を持たせ、ブランド価値を高める狙いがあるという。

金融業界以外では、パナホームが社名を「パナソニックホームズ」に変更、岡村製作所が「オカムラ」に、三井造船が持ち株会社への移行に伴い「三井E&Sホールディングス」に変更した。

また、ホンダの国内工場再編で軽自動車の生産を委託していた八千代工業の四日市製作所(三重県四日市市)を4月2日付で完全子会社化し、新社名を「ホンダオートボディー」としてスタートする。

きょう日経が「ニュース一言」のコラムで八千代工業の山口次郎社長を取り上げて「『ホンダ』と名前が付くことで注目されることが増えるが、四日市にはものづくりへの意気込みや執念がある。その力は世界中のどのホンダの工場にも負けていない」とコメント。さらに、「さすがは元ヤチヨ、と言われるように」と別の道を歩む社員へエールを送る。

新年度から行名変更で心機一転のメガバンクの三菱UFJ銀行などにしても、経営陣や第一線で働く従業員の意識が変わらなければ、元の木阿弥である。看板を掛け替えても「看板倒れ」にならなければいいが……。

《福田俊之》

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