2017年度の新車総販売は2.3%増の519万台と2年連続のプラス

自動車 ビジネス 国内マーケット
ホンダN-BOX
ホンダN-BOX 全 4 枚 拡大写真

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が4月2日に発表した2017年度の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年度比2.3%増の519万7107台と2年連続でプラスとなった。500万台乗せも2年連続。

このうち登録車は0.6%減の333万8234台で小幅ながら3年ぶりのマイナスとなった。17年度前半までは市場全体の回復を支えたものの、後半からは需要一巡が鮮明となった。各社の新車効果もやや薄れた形だ。これに対し、軽自動車は8.1%増の185万8873台と13年度以来、4年ぶりのプラスとなった。15年4月の軽自動車税増税から17年3月まで長期の落ち込みが続いていたものの、同年4月以降はプラス基調に転じ、軽自動車への底堅いニーズを反映した。

3月の総販売台数は前年同月比3.5%減の66万7275台と、17年10月から6か月続けてのマイナスになった。このうち登録車は4.9%減の43万8084台で、6か月連続で前年を下回った。軽自動車は0.7%減の22万9191台で、3か月ぶりのマイナスだった。

日本自動車工業会が3月に発表した18年度の需要見通しによると、総台数は17年度比0.4%減の517万5100台と、小幅ながら3年ぶりのマイナスを予測した。ただ、自工会の西川廣人会長(日産自動車社長)は「17年度の堅調さを維持し、510万台を超える高い需要が続く」と評価している。

予測のうち登録車は、ほぼ横ばいの333万6100台を見込んだ。17年度下期からの調整がなお続くとの想定になっている。仮に減少すれば2年連続となる。一方の軽自動車は、1.1%減の183万9000台と、需要の一巡からマイナスを予測している。減少は2年ぶり。
自動車業界で働く女性は少ない! その中で働く女性を紹介する連載企画「ホイール系女子」(仮)スタ…

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る