【スーパー耐久 開幕戦】FK8型シビックTCRが見事デビューウィン

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2018スーパー耐久開幕戦ST-TCRクラス
2018スーパー耐久開幕戦ST-TCRクラス 全 10 枚 拡大写真

2018年のスーパー耐久開幕戦「SUZUKA“S耐”春の陣」、昨今注目が集まるST-TCRクラスは、No.97Modulo CIVIC TCRが優勝。新型(FK8型)『シビックTCR』でのデビューウィンを飾った。

昨年からスーパー耐久に導入されたST-TCRクラス。現在ヨーロッパなどでも注目を集め始めているTCR規格の車両が参加できるクラスとなっており、今年はホンダ『シビックタイプR』の他に、アウディ『RS3 LMS』、フォルクスワーゲン『ゴルフGTI』のTCRマシンが参戦している。

その中でも昨年は6戦中5勝を挙げ、チャンピオンに輝いたDOME RACINGは、今年から本格的にデリバリーが始まっている『FK8型シビックTCR』を新導入。2台体制で臨んでいる。97号車には元Fドライバーの中野信治をはじめ、SUPER GTに参戦する大津弘樹、小林崇志、そしてスーパー耐久の経験豊富な植松忠雄というメンバーで参戦。98号車は昨年のチャンピオンメンバーである加藤寛規を中心に、飯田太陽、濱口弘という体制で開幕戦を戦った。

昨年も『シビックTCR』でスーパー耐久に参戦した中野は、新型マシンについて「基本的な動きは、そんなに大きく変わっていなくて、相変わらず優しいクルマです。無理することなく走らせられるクルマという特徴は引き継がれていますし、今年はさらに安定感が増した感じですね」とコメント。今年はSUPER GTで戦う若いドライバーたちも加入し、開幕戦からチームの雰囲気は良かった。

レースはポールポジションからスタートしたNo.19 BRP★Audi Mie RS3 LMSが1周目にサスペンショントラブルでリタイア。代わりにNo.45プリズマ☆イリヤ RS3 LMSがレース前半をリードするが、マシンに異変を感じ想定外のピットインを行ったためトップ争いから脱落してしまうなど、波乱が多いレースだったが、97号車の『シビックTCR』は終始安定した走りを披露し、122周でフィニッシュ。見事デビューウィンを飾った。

また、97号車の中野にとっては、決勝日が行われた4月1日は誕生日。レースキャリアで初めての“バースデーウィン”を経験し「本当に嬉しいですね。今週末がんばってくれたチームにも感謝したいです」と笑顔をみせていた。

2位にはNo.10Racinrline PERFORMANCE GOLF TCRが入り、3位は45号車のアウディと、3メーカーのマシンが表彰台を分け合う結果に。第2戦以降も激戦が予想されるST-TCRクラスから目が離せない。
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《吉田 知弘》

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