米国新車販売1.9%増、SUVが9.8%増と好調 2018年第1四半期

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トヨタRAV4
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民間調査会社のオートデータ社は4月3日、2018年第1四半期(1~3月)の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は411万0545台。前年同期比は1.9%増だった。

全販売台数411万0545台の内訳は、乗用車が137万4507台にとどまり、前年同期比は10.8%減。SUVなどのライトトラックは、9.8%増の273万6038台と伸びた。

米国ビッグ3では、首位のGMが71万5264台を販売。前年同期比は3.8%増だった。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が2.4%減の3万4150台。主力大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、5.5%増の13万5545台と、前年実績を上回る。

2位のフォードモーターは、59万6794台を販売。前年同期比は2.7%減だった。主力中型セダンの『フュージョン』が、15%減の4万3176台と減少傾向。主力SUVの『エスケープ』も、11.8%減の6万7350台と落ち込む。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、4.3%増の21万4191台と、前年実績を上回る。

FCA USは、4位。その販売台数は51万4769台で、前年同期比は0.8%増。大型ピックアップトラックの『ラム』が、13%減の10万3964台と後退。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、30%増の3万2579台を売り上げた。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、57万2036台を販売。前年同期比は7.4%増だった。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、8.8%増の9万0767台と回復。『カローラ』は、4.4%減の7万7820台にとどまった。『RAV4』は過去最高の9万1459台を販売し、前年同期比は13.6%増と2桁増を保つ。

5位の日産は、41万6003台を販売。前年同期比は0.2%減と後退した。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が、6万3406台を販売。前年同期比は14.3%減と2桁のマイナス。『セントラ』は、16.7%増の6万0002台。『エクストレイル』の兄弟車の主力SUV、『ローグ』は過去最高の11万6454台を売り上げ、前年同期比は14.8%増と2桁増を維持している。

ホンダは6位。第1四半期は36万2491台にとどまり、前年同期比は0.8%のマイナス。主力車の中では、『アコード』が6万1601台で、前年同期比は11.8%減と2桁の落ち込み。『CR-V』は8万2046台にとどまり、前年比は12.8%減と後退。『シビック』は8万2149台で、前年同期比は0.6%増と前年実績を上回った。
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《森脇稔》

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