BEWITHのユニットサブウーファーの場合・続[カーオーディオ 製品選び]

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「BEWITH」サブウーファーの搭載例(製作ショップ:プロショップヴォーグ)。
「BEWITH」サブウーファーの搭載例(製作ショップ:プロショップヴォーグ)。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオユニットを選ぶ際の、“傾向と対策”を解説している当コーナー。現在は「ユニットサブウーファー」に焦点を当てている。その第6回目となる今回は、先週に引き続き、国産ハイエンドカーオーディオブランド「BEWITH」のモデルについて見ていく。

前回は特長の概要を紹介したのだが、今回はそこからさらにもう一歩踏み込んでいこうと思う。まずは、“偏芯コーン”についての解説を付け加えたい。

なおこの“偏芯コーン”は、「BEWITH」が2002年に発表した同社の初代スピーカー『コンフィデンス』にも搭載されていた技術だ。以後同社は、当技術に自信とこだわりとプライドを持って、一貫してこれを磨き上げてきた。

前回の記事ではその特長を、「インストールの際に取り付け角度を調整することで車室内での指向性制御が容易に行えるため、サウンドチューニングの自由度もさらに広がる」と紹介したが、特長は他にもある。

付け加えるべきは、「振動板の分割振動(高域共振)を効果的に分散できること」だ。通常のスピーカーでは、分割振動が多かれ少なかれ発生する。そしてこれにより、特性上のピークやディップが生まれるのだが、“偏芯コーン”が採用された「BEWITH」スピーカーでは、その発生が少なく、フラットでスムーズな周波数特性が実現される。結果、各ユニットにおいて、実質的な再生周波数範囲が拡大されるので、色づけのない純度の高いサウンドが得られ、かつクロスオーバー設定の自由度も高い。つまり、音が良く、コントロールもしやすい、というわけだ。

また「BEWITH」スピーカーは、磁気回路が強靱であることもストロングポイント。この部分は「サブウーファー」においても大きな武器となっている。それにより、リニアリティの高い深々とした重低音が再生可能だ。さらには、レスポンスも速い。“動く”、“止まる”が迅速に実行されるので、サウンドに躍動感が生まれ、生き生きとビートが刻まれる。

「BEWITH」のサブウーファーを導入するならばフロントスピーカーも「BEWITH」で揃えたい。そうすることで、重低音から高音まで、繋がりの良い一体感の高い、独特のピュアサウンドを堪能できる。

今週はここまでとさせていただく。次週も「ユニットサブウーファー」についての分析を継続する。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.4「ユニットサブウーファー編」その6 続「BEWITH」の場合

《太田祥三》

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