全国で通学路の一斉検問…新1年生には小・中・高、共通で注意

自動車 テクノロジー 安全
通学路一斉検問の様子。子供たちの登下校時、スクールゾーンにある生活道路は歩行者専用となることが多い(13日・品川区)
通学路一斉検問の様子。子供たちの登下校時、スクールゾーンにある生活道路は歩行者専用となることが多い(13日・品川区) 全 4 枚 拡大写真

春の交通安全運動展開中の13日朝、通学路での全国一斉検問が実施された。警視庁は都内の小学校周辺212路線で検問を実施し、子供たちの登校を見守った。

品川区南大井にある鈴ヶ森小学校近くで行われた検問には、白バイやパトカーが投入され、近くを走る国道15号(第一京浜)からスクールゾーンに流入する車両の取締りを行った。

地域の状況により差はあるが、スクールゾーンは小学校や幼稚園などを中心にした生活道路が対象となり、通行規制が行われる。登校時の朝だけでなく、子供たちの下校時の午後も歩行者専用となることがある。指定区域には標識だけでなく、路面上にも「スクールゾーン」と表示されていることも多いので、近くを通行するときには、十分注意が必要だ。

小此木八郎国家公安委員長は、交通安全運動運動初日6日の行われた会見で、期間中のポイントについて話している。

「警察の取組みとして、通学時間帯における取締りや街頭活動の実施などをさらに進める。この時期は入学や進級を迎え、次代を担う子供を交通事故から守ることが重要」

交通事故による死亡者は減少傾向を続けているが、その中でも特に新1年生の通学時の事故の割合は増える傾向にある。小学1年生では歩行中、中学・高校の1年生では自転車利用中が多いという。

警察庁が公表した集計によると、この運動期間中、特に「交通事故死ゼロを目指す日」(4月10日)にも15件15人の死亡事故が発生した。

「まずは大人が交通ルールを守り、思いやり譲り合いのマナーを実践して手本になる共に、子供への交通安全教育を行っていただくようお願いしたい」と、小此木氏は注意を呼び掛ける。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  4. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る