川崎重工など、高圧水素減圧弁を開発 メルセデス新型FCVが採用

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高圧水素減圧弁
高圧水素減圧弁 全 3 枚 拡大写真

川崎重工は4月23日、ダイムラー社向けに「高圧水素減圧弁」を開発し、新型燃料電池車(FCV)のメルセデスベンツ『GLC F-CELL』に採用されたと発表した。

GLC F-CELLは、メルセデスベンツのSUV『GLC』をベースとしたプラグイン機能付きのFCV。昨秋のフランクフルトモーターショーで開発プロトタイプが公開され、市販に向け、開発が進められている。

高圧水素減圧弁は、ダイムラー社の子会社であるニューセルシス社と共同開発。FCVに搭載している水素タンクから供給されてくる約700気圧という高圧水素ガスを、燃料電池スタックで使用可能な圧力近傍まで減圧する重要な役割を果たす。川崎重工の流体制御技術と、ニューセルシス社の燃料電池システムに関する高い知見を活かし、効率的な減圧と発電時の水素ガス圧力の安定性を実現した。

川崎重工では、水素関連事業を成長分野の一つとして位置付けており、今回の採用は大きな一歩だとし、今後も、ダイムラー社に高圧水素減圧弁の安定供給を果たすとともに、水素利用の拡大に向けた製品開発に取り組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

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