就活生の企業人気ランキング---理系総合トヨタ9位、ホンダ33位に後退[新聞ウォッチ]

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トヨタ自動車(ニューヨークモーターショー2018) (c) Getty Images
トヨタ自動車(ニューヨークモーターショー2018) (c) Getty Images 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年4月24日付

●TPPタイ参加へ、11か国以外で初(読売・1面)

●不正2000年代前半からか、スバル、データ書き換え、国交省に報告へ(読売・9面)

●地域の足にタクシー期待、白金、白金台で実験へ(読売・25面)

●ポルシェ「リコール」おもちゃですが(読売・29面)

●「モンキー」復活、ホンダ7月発売(朝日・6面)

●内閣支持率続落38%本社・FNN合同世論調査(産経・1面)

●電気自動車にAI中国、EV激戦区に、アリババが出資(日経・8面)

●いすゞ漂流孤高いつまで、頼りの日野、VWと提携、開発遅れトヨタと距離(日経・13面)

●全日空・ソニー首位、本社・マイナビ調査、就職人気、2年連続(日経・15面)

●ガソリン価格2%高、スポット市場前週比(日経・19面)

ひとくちコメント

学生の売り手市場と持て囃されている中、昨今の就活学生は、一体どんな会社で働くことを望んでいるのか。先週発表した就職支援大手のディスコに続いて、日経と就職情報サイトのマイナビも共同で、2019年3月卒業予定の大学生・大学院生の就職希望企業調査をまとめた。

きょうの日経が、アンケートなどを通じて約4万3000人から回答を得た調査結果を「新卒採用広告特集」として別刷りで掲載している。それによると、就職企業人気ランキングの文系男女の総合順位では、首位が全日空、2位が日本航空、3位は東京海上日動火災保険、4位がJTBグループ、5位がオリエンタルランド。

前年38位から7位に急浮上したソニーを除くと、ベスト10には航空・旅行会社や損保など前年とほぼ同じ顔ぶれだ。

また、理系男女総合では、1位がソニー、2位が味の素と前年と同様で、3位には明治グループ、4位にカゴメ、5位にサントリーグループなど、10位内に食品関連が6社も占めており、トヨタ自動車は9位で前年の6位からランクを下げている。

トヨタ以外の自動車関連の理系総合では、100社以内にはデンソ―が28位、ホンダが33位、78位にアイシン精機、96位に日産自動車と続くが、ホンダは前年の16位から大きく後退した。

もっとも、理系男女別のベスト50をみると、理系男子では、トヨタが2位、ホンダが12位、デンソ―13位、アイシンが38位、日産が48位だが、理系女子に自動車関連は1社も入っていない。「若者のクルマ離れ」といわれて久しいが、就職人気ランキングを見る限りでは、今の学生たちは「離れる」どころか、「近寄りがたい」というのが実態のようだ。

《福田俊之》

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