スバルの世界生産台数、100万台キープも8年ぶりのマイナス 2017年度

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スバル米国工場(参考画像)
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SUBARU(スバル)は4月26日、2018年3月および2017年度(2017年4月~2018年3月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。

●総生産台数、5か月連続マイナス 3月

3月の世界生産台数は前年同月比10.7%減の9万3990台で5か月連続のマイナスとなった。

国内生産は北米向け新型『XV』などが増加したものの、『フォレスター』などが減少し、同4.7%減の6万4446台で2か月ぶりのマイナスとなった。海外生産も同21.4%減の2万9544台で4か月連続のマイナス。『インプレッサ』の新型車効果が落ち着いたことで大幅減となった。

国内販売は同9.2%減の2万1135台で、5か月連続のマイナス。登録車はインプレッサの新型車効果が一巡し、同8.4%減の1万6934台で5か月連続のマイナス。軽自動車も『シフォン』の減少などにより、同12.1%減の4201台で9か月連続のマイナスとなった。

輸出は同1.7%増の5万0345台で3か月連続のプラス。北米、欧州向けの減少を豪州向け等の増加でカバーした。

●国内販売、新型XV好調で2年連続プラス 2017年度

2017年度の世界生産台数は前年度比0.6%減の104万9749台。100万台超えはキープしたものの、8年ぶりに前年度実績を下回った。

海外生産はインプレッサの生産開始が寄与し、同4.0%増の34万8597台となり、4年連続で過去最高台数を記録した。しかし、国内生産は北米向けインプレッサ生産を米国に移管したこと等により減少。同2.7%減の70万1152台となり、8年ぶりのマイナスとなった。

国内販売は同3.2%増の16万8559台で2年連続のプラス。登録車は新型XVの好調が寄与し、同5.7%増の13万6630台で2年連続のプラス。軽自動車は『ステラ』や『サンバー』が減少し、同6.4%減の3万1929台と4年連続で前年実績を下回った。

輸出は同2.5%減の55万6467台、2年連続のマイナスとなった。

《纐纈敏也@DAYS》

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