テラノではなくて「テラ」、日産の新型SUVは強靭なフレーム構造…北京モーターショー2018

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日産テラ(北京モーターショー2018)
日産テラ(北京モーターショー2018) 全 11 枚 拡大写真

北京モーターショー2018の日産ブースでお披露目された、シルフィのEVと並ぶワールドプレミアが『テラ』。かつて日本でも販売していた『テラノ』ではなく『テラ』である。

似ているのは名前だけではない。テラノは『ダットサントラック』をベースにしたピックアップトラックの派生モデルで、乗用車ベースのモノコックボディではなく強靭なフレームを組み合わせた構造。そしてテラも、ダットサントラックの後継モデルであるピックアップトラック『ナバラ』をベースに作られた、フレーム構造のSUVなのだ。

全長4882mm×全幅1850mmのボディに最高出力180馬力のQR25型ガソリンエンジンを搭載する。

「テラは、アジアのお客様のニーズを反映してフレーム車の高い悪路走破性能を備えた、日産の強靭なSUVの伝統に基づいたクルマです。そして警察や軍が使うことも前提に設計された厳しいオフロードアイコンである『パトロール(日本名:サファリ)』の血を引いています」と、日産でLCV(小型商用車事業)を担当するアシュワニ・グプタ専務執行役員は言う。

テラは後輪にリジッド式サスペンションを採用し、最低地上高も225mm確保。さらに直結可能な4WDシステムも採用するなど、悪路走破性能を高めているのが本格派の証で、都会派SUVとの大きな違いだ。中国を皮切りに東南アジア地域で販売される予定となっているが、それらの場所には極限の路面を走れて頑丈な本格的な四輪駆動車が求められているのである。

ちなみに日産の中国市場においてテラは、『パトロール』『ムラーノ』『Xトレイル』『キャシュカイ』『キックス』に続く6車種目のSUVとなる。
5月16日開催【北京モーターショー報告と中国のEV、自動運転セミナー】

《工藤貴宏》

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