カーラッピング体験 その2…母ちゃん号の運命[編集部員体験レポート]

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【編集部員が行く!突撃ショップレポート】プロのお仕事お見せします!!…カーラッピング体験編 その2
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前回、モック(模型)を使用して初めてカーラッピングに触れた著者。しかし、その作業は“前途多難”を予感させる、かなり難しい作業でした…。

そして今回から2回にわたり、実車にカーラッピングを施す様子をお伝えします! 「一番難易度は低い」と言われたボンネットに貼る作業を行ったのですが、その作業はテンパりの連続…。プロのスゴさを改めて確認する取材となりました。

普段どのようにして、ボディのカスタムは行われているのか。その様子を、実際に店舗に潜入し、体験してきました。カーラッピングの魅力に、ぜひ触れてみてください!

◆海外の大会で上位進出した新谷さん指導の下、作業開始!

カーラッピング体験取材当日。

今回の取材では実車にフィルムを施工するため、前回の磨き編でも大活躍した母のクルマ・通称「母ちゃん号」で、東京都江戸川区にあるアクティブガレージさんを訪れた。





うっすらとではあるが、ボンネットの左半分に磨かれた跡が残っている。これが母ちゃん号の証だ(詳しくは『磨き編』を参照)。水着跡の日焼けがうっすら残る女性のように、セクシーなボディに仕上がっている。

ここに一枚上着を着せるかのごとくボンネットにフィルムを施工するのが、今回の体験取材の内容だ。そして前回に続いて、同社でカーラッピングのインストーラーを務める新谷(あらや)公平さんが指導してくれた。

実は新谷さん、今年2月に行われたカーラッピングのアジア大会「ワールドラップマスターズ・アジア」で、並み居る世界の強豪を押しのけ5位に入っている実力者なのだ。普段は柔和な笑顔が魅力だが、作業中に見せる真剣な表情が、そのウデを物語っている。同社のラッピングの評判の高さにはしっかりとした裏付けがあるというわけだ。




そんな新谷さんから、まずはカーラッピングの一連の流れを教えてもらった。

(1)洗車
(2)材料取り
(3)貼り付け
(4)後処理

色々な施工者から話を聞いて共通しているのは、やはり“洗車の重要性”についてだ。あらゆる作業の基本でもある洗車は、カーラッピングをする上でも「とても大事です」とのこと。ということで、早速ボンネットの掃除から作業がスタートだ。



◆洗車はすべての作業の基本です

ここで注力するのが、ボディの凹凸の原因となる汚れや鉄粉の除去だ。

「フィルムは薄いものなので、鉄粉などが残っていると、貼った後に表面に凹凸が出てきてしまうんです」

そんな話を聞くと、自ずと丁寧な作業となる。ちなみに、大小に関わらずボディ自体の凹みも、仕上がり時のクオリティーに関わってくるので、気になる人は軽く修理をしてから施工を依頼するのが吉だ。

軽く全体の汚れを拭き取った後、鉄粉を除去する特殊なネンドを使って、ゴシゴシ。毎度感じることなのだが、ザラザラだった表面が、ツルツルになるのは、本当に気持ちがいい。やはり、クルマはキレイに維持するに限るということを、この時に痛感する。





さらに、表面の油分をとるため、アルコールで脱脂。これからフィルムを貼るのに“油まみれ”だと、剥がれやすくなってしまいそうだというのは感覚的に理解できる。

拭き上げる時も共通することだが、この時に大事になるのがボンネット裏側のキワ部分の清掃だ。ここは、後々巻き込まれたフィルムが貼られる部分なので、忘れてはいけない部分。端の処理が不十分だと、そこから剥がれはじめてしまう。ということで、徹底的にキレイに仕上げていく。





いざ下地が整ったところで、いよいよ本番だ!

◆いよいよフィルム登場!

ここで『真打ち登場』とばかりに登場したのが、カーボン柄のラッピングフィルムだ。



今回用意してくれたのは、超最新のアイテム「リアルカーボンラッピングフィルム」だ。神奈川のカーラッピング専門店「G・MEISTER」が開発・販売を行う商品で、徹底的にカーボン柄にこだわり、開発段階から試行錯誤が重ねられた大人気のフィルムだ。お店でも「入荷待ち状態」(阿部代表)なんだそう。そんな貴重な素材を提供してくれるなんて…。これを意気に感じないならば男が廃るというもんだ!



しっかりとカーボン柄が粒立っていて、さらにこのツヤ感もかっこいいっす。こういった風合いをボディに纏わすことができるのは、塗装にはないカーラッピングの魅力の一つと言っていいだろう。





ここからサイズを測って、余計な部分をカットしていく。
…とここで、突然だが『カーラッピングに使用する道具紹介コーナー ~その1~』をお届けします。それが、このフィルムをカットするのに使用する「スリッター」だ。



便利な点は、フィルム全体はもちろん、台紙のみをカットすることも可能な点。ボディに刃が当たらない構造なので、大胆に切って、切って、切りまくれる。




というわけでスリッターを使ってカットしようという時に、新谷さんからこんな声が。

「ここで小さく切りすぎたりすると、最後にフィルムが足らなくなったりするから注意してくださいねー」

……急に切るのが怖くなりました。



これまでスタスタと歩いていた場所に「爆弾が埋まっている」ことを知った途端、人はそこを歩けなくなるという例えが、愛読するマンガにあったのだが、まさにそんな気分だ。確かにここでミスったら…貼る前から失敗することが確定してしまう。しかも、フィルム素材は非常に高価なもので、「これだけでもウン万円しますよ」なんていう話を聞くとなおさらだ。

ということで、しっかりと新谷さんに、“爆破を回避するための道筋”を付けていただき、さらにその線よりも大幅に余裕を取ってカットするワタクシ。決してチキンボーイではありません! 慎重を期す大人の立ち回りです!





◆あの悲劇、再び…

あれ? ここまで、珍しく順調に進んでいますよー。 大きなミスもなければ、嘲笑される場面も少ない! いい流れのまま、実際に貼る段階までこぎつけることができました。



ということで調子がいい時は、迷わず、テンポよく! 「さぁ、次行ってみましょう!」なんて新谷さんにかける声も軽い、軽い。…まー、この後訪れる苦難の連続を、この時は知る由もなかったのですが。。

「ここからフィルムを貼る作業に入ります!ボンネットに置くまでは一気に進めたいのですが、準備はできていますか?」

この言葉を聞いて頭に浮かんだのが、前回のモックでの作業だ。フィルムを置いた瞬間、一瞬でシワクチャになって、まさに“瞬殺”された工程に差し掛かったのだ。



しかし、あの時の自分とは違う。なにせ、その後、的確なアドバイスを貰い、まがりなりにも作業を完遂させたのだから。

「コツは掴んでます!」

そう自分に言い聞かせ、新谷さんに向かって「OK」の意味を込め大きくうなずいた。

まずは台紙を剥がし…




一度、シワをふせぐために、空中でたわませ…




一気にボンネットに置く!!

ウォリャーーーー!!!





……

………

僕の方だけ、フィルムがクッシャクシャ!!



しかもただシワクチャなだけじゃなく、なんか表面が裏面にくっついて、もうてんやわんや。松田優作風に言わせてもらうと、「なんじゃこりゃー」状態に突入してます。



よくよく考えると、順調に進んで当然ですよ。だって、そこまではフィルム貼ってなかったんですもん…。そして難しい工程は、ここからなんですもん…。

さて、この状態からリカバリーは図れるのか? その様子は、次回をお楽しみに!

~次回予告~

貼りの作業になった途端、持ち前の不器用さがイタズラを始め、奈落の底へ。指摘された問題点は「力加減」。だが、どうにも上手い力の具合が分からず、自ら迷路にはまり込む。果たして、人様に見せられるラッピングカーは完成するのか?

次回
「人間なのに、力もコントロールできないの? いい塩梅を探る男の戦い」



◆今回お邪魔した店舗◆

『アクティブガレージ』

カーラッピングのほか、ガラスコーティング、カーフィルム、プロテクションフィルム、電飾・パーツ・アクセサリーの装着など、愛車をトータルでコーディネートしてくれるカスタムショップ。技術力はもちろん相談力、提案力で“世界で一台の愛車”に仕上げてくれる実力ショップ。

〒133-0044 東京都江戸川区本一色3-42-8
TEL:03-5661-6477



【編集部員が行く!突撃ショップレポート】プロのお仕事お見せします!!…カーラッピング体験編 その2

《まみー》

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