コンパニオンに起きた変化、受付と説明に徹する?…北京モーターショー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
北京モーターショー2018
北京モーターショー2018 全 7 枚 拡大写真

F1のグリッドガールが廃止されるなど、先進国では女性であることを全面に出した仕事の是非が問われているが、アジア地域におけるモーターショーといえば切っても切り離せないのがブースを彩るステージモデルやコンパニオンの存在だ。

【画像全7枚】

かつて中国のモーターショーではかなりきわどい衣装のステージモデルが多く登場していた時代もある。しかし2013年あたりから女性の服装(つまり露出度)が問題視されて当局が遺憾の意を表明し、前々回2014年の北京モーターショーでは主催者から派手なコスチュームのステージモデルを禁止する通達があったという。

では2018年はどうだったか? 結論から言うと、記者が前回訪れた2012年とは大きく変わっていた。2012年はステージ上のモデルはきわどい衣装が珍しくなく、人数も多かったのだが、今回は清々しいほどのアッサリ。アジア地域のモーターショーらしくないと思えるほどステージ上の女性が少なく、そして服装も露出度が控えめなのだ。言い方を換えれば「色気」を封印している。


なるほど、と納得したのがブースにいる美しい女性たちの役割。2パターンあり、ひとつは受付嬢。受付のカウンターにいる女性たちは、モデルではなくあくまで「受付業務を担当するコンパニオン」というわけである。

もうひとつは説明員。まるでモデルのようにクルマの横に立っていても、よく見ると手には iPadやバインダーを持っていて「モデルではなく説明員」というわけだ(時には例外あり)。各ブースとも「禁止令を意識して様子を見ている」という印象を受けたが、果たして来年以降はどうなるのだろうか?
5月16日開催【北京モーターショー報告と中国のEV、自動運転セミナー】

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  4. HKS×Defiコラボ第2弾! ネオクラシック調の追加メーターセット登場…東京オートサロン2026
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る