米国の第三者安全科学機関であるUL社の日本法人であるULジャパンは、5月23日から25日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される無線技術&ソリューションの専門展示会「ワイヤレスジャパン2018」に出展する。
ULジャパンは今年4月、ワイヤレス給電の国際標準規格「Qi(チー)」の最新版「Qi EPP(Extended Power Profile)」対応の試験装置を導入したことを発表した。Qiは、携帯電話やスマートフォンを対象とした15W以下の低電力向けのワイヤレス給電規格。Qi認証を取得した製品同士であれば、メーカーを問わず、あらゆる製品をあらゆる充電器で充電が可能となる。ULジャパンでは、Qi EPP対応の試験装置を導入し、認証サービスを5月中をめどに開始。これまでの5W向けBPP(Baseline Power Profile)への対応に加え、最新規格で定義されている最大15W向けEPPへの対応が可能となる。
ULジャパンブースでは、2018年5月よりサービス開始予定の最大15Wまでの認証が可能となるQi認証サービスに関する情報を詳しく紹介する。また、無線試験・各国電波法対応サポートや携帯キャリア事業者向けキャリアアクセプタンス(CAT)試験、Bluetooth相互接続性試験など、無線機器に関連するサービスを多数紹介する。