【ニュル24時間】「神はどうしてこんなに試練を与えるのか?」STI 辰己総監督…困難乗り越えクラス1位に
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日本勢では、STIからエントリーしたSUBARU WRX STIが総合62位でSP3Tクラスのチャンピオンを獲得。レース序盤とゴール前のアクシデントで合計1時間半ものピット作業をおこなう厳しい戦いとなった。
「どうして神はこんなに試練を与えるのでしょうかね。世の中そんなにうまくはいかない。そのいい例となる闘いでした。決してなめてかかっているわけではありませんが、進化の過程では失敗があることを改めて感じました」とチームを率いたSTIの辰己英治総監督。
レース終了1時間前に発生したアクシデントの修理は、まさに時間との戦いだった。
「トラブルの原因は電気系ですね。まだはっきりとはわからないのですが、怪しいと思われる部品を取り換えたらエンジンがかかりました。
本当はGT3勢の中にもっと入りたかったですね。これまで調子がいいときは総合20番手くらいに入れていたので狙っていたのですが、序盤の(パワーステアリングの)トラブルが悔やまれます。あそこで1時間止まり、6周近く遅れてしまったのが痛かった」。
《工藤貴宏》