パイオニア、カーOEM不振で最終赤字は71億円に拡大 2018年3月期決算

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パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)
パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

パイオニアは5月14日、2018年3月期(2017年4月~2018年3月)連結決算を発表。最終赤字は前期の50億5400万円から71億2300万円に拡大した。

売上高は、円安の効果はあったものの、カーエレクトロニクスがOEM事業で減少したことなどにより、前期比5.5%減の3654億1700万円。3期連続の減収となった。

営業利益は、販売費および一般管理費の減少や原価率の良化はあったが、売上高の減少により、同71.3%減の11億9400万円で4期連続の減益となった。経常損益は、営業利益の減少に加え、前期に計上した為替差益が11億9400万円の為替差損に転じたことや、持分法による投資損失12億6500万円を計上したことなどにより、前期の29億6600万円の黒字から31億2100万円の赤字へ。最終赤字も前期の50億5400万円から71億2300万円に拡大した。

今期の業績見通しについては、カーエレクトロニクスで増収を見込むことから売上高を前期比4.0%増の3800億円と見込む。営業損益については、OEM事業での大規模受注の本格的な立ち上がりに伴うソフトウェア償却費の大幅な増加や、自動運転関連の先行開発費用の増加などで、50億円の赤字を見込む。なお、最終損益については、厳しい収益状況が続いているカーエレクトロニクスOEM事業の抜本的な見直し施策の検討を進めているとして、発表を見送った。

《纐纈敏也@DAYS》

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