お客さんとクルマ屋さんとのステキな関係…福岡・朝日自動車イベントに密着

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【イベントレポート】お客さんとクルマ屋さんのステキな関係性…福岡・朝日自動車に密着
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よく晴れわたった4月某日。ここ福岡で『リニューアルオープン・フェア』を開催中の朝日自動車(博多区西月隈4-6-7・藤野利浩社長)に伺う機会を得た。普段なかなか見ることのできない「クルマ屋さんの店舗イベント」に密着し、その“ウラ側”をリアルにお伝えしたい。

同社は、今年で創立30周年を迎える老舗のクルマ屋さんだ。ロゴマークを刷新したばかりの店舗の外観や看板、スタッフジャンバーやレッカー車など、晴天に「朝日ブルー」がよく映える。

この新しいロゴマークは、朝日自動車の「朝日」を意味しており、日が昇る「ライジングサン」を表現しているという。この福岡の地において、常に先を行く老舗ならではの存在感を醸し出す独自のブランドを確立しているようだ。

開店前のショップに到着すると、店頭には赤いのぼりがズラッと立ち並び、特別価格のプライスタグを付けたクルマたちが所狭しと展示されている。


揃いの赤い法被を着たスタッフ達が忙しそうに店内や駐車場を駆け回り準備に忙しそうであった。

まさにスタッフ総出のお出迎え!

ふと工場に目をやると、なんとそこには人影がなく、普段はフル稼働しているはずの塗装ブースも明かりすら点いていない、普段鈑金工場を取材する機会の多い筆者にとってはなんともシュールな光景に見えた。

聞けばこのフェアの期間中、工場はすべて稼働をやめて、現場スタッフも含め社員総出でお客さんを出迎えるのだという。

普段は真剣な眼差しでクルマと向き合う“クルマの匠”たちが、今日は慣れない手つきで風船やポップコーンを仕込む姿がなんとも微笑ましい。

日頃、厳しい眼差しでクルマと向き合っている匠たちの表情も、今日はまるで“休日のパパ”のように丸くやわらかい。

金谷店長に話を伺うと、普段あまりお客と接することの少ない現場スタッフも巻き込んで接客しているのも、クルマの修理に没頭するだけでなく「人と人とのつながり」、クルマのオーナーの「顔」を少しでも感じてほしいとの想いが込められているのだとか。

同社としておよそ8年ぶりに開催する大々的なイベントとあって、スタッフたちもどこかそわそわしているように感じる。

◆いよいよイベントスタート!

そんな不安を吹き飛ばすかのように、開店と同時にお客さんが次々と来場し、一気にあいさつや掛け声が飛び交い賑やかになった。




来場者のために用意されたポップコーンや風船、ガラポン抽選会など、お店のあちこちで子どもたちの笑顔や笑い声に包まれる。


◆町の人から愛されるクルマ屋さん

一眼レフのファインダー越しに広がる、和やかで微笑ましい光景を目にしていると「お客さんとクルマ屋さんのステキな関係性」が伝わってくる。


ここに掲載した写真からも充分に伝わっているだろうが、お客さんと接客中のスタッフのイキイキとした「笑顔」がとても印象的であった。営業スタッフも現場スタッフも関係なく社員一丸となってお客さんを喜ばす。自然と会話が生まれる。笑顔があふれる。お客さんとの距離がとても近い、まさに「町の人から愛されているクルマ屋さん」の底力を感じた機会であった。


「子どもと一緒に楽しめた」、「またこのような機会があれば来てみたい」など、このようなイベントを待ち望む来場者の声が聞かれた。

「実は今年、あと3回このようなイベントを企画しているんです。是非ともご期待ください!」と金谷店長。きっと今回よりもさらにパワーアップしそうな予感だ。

もしも近隣に在住の読者がいたら、一度足を運んでみると良いだろう。“福岡で愛されるクルマ屋さん”だということを、きっと感じてもらえることだろう。

【イベントレポート】お客さんとクルマ屋さんのステキな関係性…福岡・朝日自動車に密着

《カーケアプラス編集部》

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