トヨタ車体、環境と福祉分野の製品・技術を紹介予定…人とくるまのテクノロジー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
左:木粉、右:パルプからつくった吸音材
左:木粉、右:パルプからつくった吸音材 全 2 枚 拡大写真

トヨタ車体は5月23日から25日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2018」に、環境・福祉に関する製品を中心にトヨタ車体の製品・技術を紹介する。また、7月11日に名古屋で開催される同展示会にも出展する。

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環境の分野では、木材のサイズを小さくしていく中で発現する強度や吸音性能を生かした3種類の材料を展示する。具体的には木粉、バルブ、セルロースナノファイバーを使った材料の性能を紹介し、木材からつくる材料の今後の自動車部品への応用可能性を提案する。

また、スギ間伐材を強化繊維として使用し、熱可塑性樹脂と組み合わせた射出材料「タブウッド」を展示する。タブウッドはランドクルーザーのフォグランプブラケットやアルファードハイブリッド車などのエンジンルーム内のワイヤハーネスプロテクターとして採用され、既存の射出材料と比べて10%軽量化した。

福祉の分野では、昨年12月にトヨタ自動車が発売したトヨタとの共同開発のヴォクシー、ノア、エスクァイアのウェルキャブ「車いす仕様車タイプIII(電動ウェルチェア+ワンタッチ固定装置)」のワンタッチ固定装置を展示する。また、電気を使わず、走行中の車いすの揺れを利用し、固定剛性が向上する「くさびロック構造」を紹介する。

《レスポンス編集部》

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