ポルシェは5月19日、開発中のEVスポーツカー、『ミッションE』の最新プロトタイプ車のイメージを公開した。元F1ドライバーのマーク・ウェバー氏が、このプロトタイプ車をテストしている。
ミッションEはポルシェ史上、初の量産EVスポーツカーとして、2019年から生産を開始する予定。バッテリーはリチウムイオンで、1回の充電で最大500km以上を走行できる。およそ80%の容量なら、バッテリーの充電は約15分で済む。
モーターは、最大出力600hp以上を発生。このパワーが4輪に伝達される4WDとなる。ルマン24時間耐久レースを制した「919ハイブリッド」の技術を応用した「PMSM」は、2個のモーターを搭載。ポルシェのトルクベクタリングにより、4輪に最適な駆動力を配分する。
この結果、ミッションEは、0~100km/h加速3.5秒以下、0~200km/h加速12秒以下と、ポルシェのEVスポーツカーに相応しい性能を発揮する、としている。