JR西日本は5月23日、2020年春の運行開始に向けて準備を進めている「新たな長距離列車」のデザインを発表した。
この列車は、国鉄時代の1979年から運行されている117系近郊型電車6両1編成を改造して運行するもので、「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、鉄道旅行の楽しさを味わえる車両を目指すという。
定員は90人程度で全車指定席とし、運行区間は京阪神地区から山陰方面や山陽方面などを想定。臨時列車として、定められた期間中に複数の区間で運行する計画。
車内は1両ごとに異なるものとなり、1号車は1+1列シートのグリーン車、2号車は2+2列シートと横になってくつろげるフルフラットシートがある普通車で女性専用車、3号車は2+2列シートとコンパートメント室がある普通車、4号車はフリースペース、5号車はフルフラットシートのみの普通車、6号車はグリーン個室となる。
また、車内を自由に行き来して過ごせるよう、乗降口付近や運転台後方にもフリースペースを設置するとしている。