システムに“コントロール機能”をアドオン…メインユニット交換 その1

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カロッツェリア・DEH-P01の装着例(製作ショップ:エモーション)。
カロッツェリア・DEH-P01の装着例(製作ショップ:エモーション)。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオの音を今よりも良い音に変えたいと思ったときの方法として、“コントロール機能”の追加をオススメする短期集中連載をお贈りしている。前回の「利点解説」に続き、今回からは具体的な導入方法を1つ1つ紹介していく。

■メインユニット交換が可能なら、“コントロール機能”が優れた機種への交換がオススメ!

最初に紹介するのは、「メインユニット交換」だ。メインユニットの中には“コントロール機能”が優れたモデルがいくつかある。そういった機種に交換して愛車のサウンドクオリティを上げようとする作戦について考えていきたい。

まず、この作戦が実行可能な条件から考えていこう。これを実行できるのは言うまでもなく、「今使っているメインユニットが交換可能な場合」である。反対に、使用中のメインユニットがセンタークラスターパネルと一体化している場合や、メインユニットがオーディオ以外の機能(エアコン設定や車両情報表示等)も担っている場合には、交換は現実的な方法とは言えない(カーオーディオ・プロショップに依頼すれば可能だが、手間はかかる)。

さらには、購入してまだ1、2年しか経っていないクルマの場合も、この作戦は向かないだろう。メインユニットが交換可能であったとしても、購入して年月の浅いナビを外してまで新たなメインユニットを入れるというのは、あまり得策とは言えない。

なお本当のところを言うと、“コントロール機能”の優れたメインユニットを導入するのにもっとも適したケースとはズバリ、“オーディオレス”の新車、である。

言うなれば、カーオーディオシステムを組み始めるもっともオススメのタイミングが「新車購入時」であり、オススメの始め方が、「“オーディオレス”で買った新車に“コントロール機能”の優れたメインユニットを積むこと」なのだ。

もちろん、機能面やルックスを重視して純正ナビを選ぶというのも1つの選択肢だ。そこのところは当然ながら自由なのだが、“オーディオレス”車を選ぶとシステムテムレイアウトの自由度が高くなり、そして音的な満足度も高くなることもまた確かなのだ。ライトにもへヴィにも本格的なサウンドを楽しめる。

■モニターが必要でないならば、“コントロール機能”にすぐれた1DINメインユニットが選択肢として浮上する。

続いては、オーディオメインユニットが交換(導入)可能な場合、どのようなタイプのモデルを選べば良いかを考えていこう。

最初の分かれ道は、ナビは必要か否かだ。まずは、ナビは必要ないと考えた場合の選択肢から考えていく。

ナビは必要ないと考えたとき、続いての分かれ道となるのは「モニターが必要か否か」だ。もしもモニターは必要ないということになると、選択肢はぐっと広がる。

その場合にオススメとなるブランドは、カロッツェリアだ。同社はメインユニットのラインナップが多彩なので、好みに応じてベストな製品を選びやすい。さらに言えば、“ネットワークモード”なる機能があって、これがなかなかに使える。これに対応した機種では、フロントスピーカーのツィーターとミッドウーファーに対して個別に“タイムアライメント”をかけることも可能となる。ハイエンドシステム的なサウンドコントロールが行なえるのだ。

なお、“ネットワークモード”はミドルクラスの製品にも搭載されている。つまり、割と低予算で“コントロール機能”の優れたモデルを手にできる、というわけだ。ただ、ミドルクラスのモデルでは、“イコライザー”については“13バンド”程度となっている場合が多い。この点では少々割り切りが必要となるが、とはいえ、フロントの4スピーカーを個々にコントロールできるのは魅力として大きい。予算的にスタンダードなメインユニットの中から選びたいと思ったら、“ネットワークモード”に対応しているかどうかはぜひともチェックしたいところだ。

そして、予算的にもう少し上を見られるのであれば、『DEH-970』や『DEH-P01』がオススメだ。これらならより満足度の高い“コントロール機能”を手にできる。前者ならフロント2ウェイ+サブウーファーシステムが、後者ではフロント3ウェイ+サブウーファーシステムまでもを詳細にコントロールすることが可能となるのだ。

なおこの2機種間では“イコライザー”の能力にも差がある。前者は“16バンド”であるのに対して後者は“左右独立31バンド”。より本格的な“コントロール機能”を得ようと思うなら『DEH-P01』が有利だ。

■モニターが必要ならば、“ディスプレイオーディオ”をチョイス!

次には、ナビは必要ないがモニターは必要、と考えたときの選択肢を紹介しよう。となると答は1つ、“ディスプレイオーディオ”を選ぶことになるのだが…。

だがしかし、“ディスプレィオーディオ”は“コントロール機能”の追加という観点で考えると、少々もの足りない印象は拭えない。高機能化が進み魅力に磨きがかかっているのだが、カーオーディオ的なハイエンドタイプは存在していないのだ。

でも、カロッツェリアのモデルの場合は“ネットワークモード”に対応しているので、“タイムアライメント”機能に関しては本格的な運用が可能だ。“イコライザー”は13バンドなのでその点ではハイエンド機とは見劣りするが、“タイムアライメント”については、フロント2ウェイ+サブウーファーシステムを詳細にコントロールできる。

また、ケンウッドの“ディスプレイオーディオ”の中にも、“コントロール機能”に見どころのあるモデルがある。それはトップエンド機の『DPV-7000』。当機は“タイムアライメント”については簡易的なタイプとなっていて、ツィーターとミッドウーファーを個別にはコントロールできないが、“イコライザー”は本格仕様だ。

“プロモードEQ”というモードを用意し、通常の“グラフィックイコライザー”よりもより詳細にかつピンポイントに調整できる、“パラメトリックイコライザー”も搭載している。これを活用すれば、車内の周波数特性の乱れをより的確に補正することも可能となる。

今回はここまでとさせていただく。次回はこれに引き続いて、「ナビは必要」と考える人にとっての“コントロール機能”を追加するためのメインユニット交換について考察していく。お楽しみに。

ビギナー必見! システムに“コントロール機能”をアドオン! Part2「メインユニット交換 その1」

《太田祥三》

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