『コンシューマーリポート』誌、テスラ モデル3 を一転して推奨

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テスラ・モデル3
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米国の有力消費者誌、『コンシューマーリポート』は5月30日、テスラのEV、『モデル3』がブレーキ性能のアップデートを施したことを受けて、モデル3を推奨すると発表した。

5月22日、コンシューマーリポートは、モデル3を推奨しない、と発表していた。同誌によると、96km/hで走行中に緊急時を想定した急ブレーキテストを行ったところ、停止までの距離は152フィート(約46.3m)と、フォードモーターの重量級フルサイズピックアップトラック、フォード『F-150』よりも7フィート(約2.1m)長かった。このブレーキ性能の低さが、同誌がモデル3を推奨しない理由となった。

それから1週間を経た今回、一転してコンシューマーリポートは、モデル3を推奨すると発表。これは、テスラがモデル3のABS関連のソフトウェアをアップデートしたことを受けたもの。アップデート後のモデル3を同誌がテストしたところ、同じ条件での停止までの距離は133フィート(約40.5m)と、前回テストに対して19フィート(約5.8m)短縮。同誌によると、小型高級車の平均レベルにまで改善されたという。

コンシューマーリポートの自動車テスト担当ディレクター、ジェイク・フィッシャー氏は、「19年間、1000台以上の車をテストしてきた。無線によるソフトウェア更新で、性能を向上させた車は初めて」と述べている。

《森脇稔》

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