豊田自動織機、FCV用エアコンプレッサーで全国発明表彰を受賞

自動車 テクノロジー 安全
エアコンプレッサー
エアコンプレッサー 全 2 枚 拡大写真
豊田自動織機は6月13日、燃料電池車(FCV)用エアコンプレッサーの発明で、2018年度全国発明表彰にて「特許庁長官賞」を受賞したと発表した。

発明協会が主催する全国発明表彰は、科学技術の向上と産業の発展を目的に、独創性に富む発明の完成者を表彰する制度。今回の受賞は、FCV用エアコンプレッサーに関するもので、世界初の量産型FCV『MIRAI』の加速性能と航続距離の向上に貢献したことが評価された。

FCVは、酸素と水素の化学反応によって発生した電気エネルギーを利用して走るため、大気(酸素)を吸引・圧縮して発電装置に送るエアコンプレッサーは、FCVの性能を左右する重要な部品の一つだ。同社は、カーエアコン用コンプレッサーで培った圧縮技術を活かして、世界初の6葉ヘリカルルーツ式ローター採用のエアコンプレッサーを開発。ローター部分の羽の数を増やし、ねじりを加えることで、低速域から高速域までの連続的で効率的な空気の圧縮を実現している。

FCV用エアコンプレッサーは、「第7回ものづくり大賞 製品・技術開発部門 経済産業大臣賞」および「平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」にも選ばれている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. 24年ぶり復活、新型ホンダ『プレリュード』ついに発売…価格は617万9800円
  4. ホンダ『オデッセイ』専用コンソールボックス「オデュッセイヤ」発売、高級感と機能性のプレミアム仕様
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る