スバル フォレスター 新型発表… 中村専務「グローバルカーにして王道SUV」

自動車 ニューモデル 新型車
スバル中村知美専務
スバル中村知美専務 全 5 枚 拡大写真

SUBARU(スバル)は6月20日、主力SUVの新型『フォレスター』を7月19日に発売すると発表した。2012年11月以来の全面改良であり、月間2500台の販売を計画している。

動力は新開発の2.5リットルDOHC直噴ガソリンエンジンのほか、2.0リットルの同エンジンにモーターを組み合わせたスバル独自のハイブリッド車(HV)システム「e-BOXER」を設定した。また、安全運転支援と快適の新装備「ドライバーモニタリングシステム」も実用化している。

グレードはベースの「ツーリング」から最上位の「アドバンス」まで4種類を用意し、「e-BOXER」と「ドライバーモニタリングシステム」はアドバンスのみに標準搭載している。価格は280万円台から309万円台まで。

「e-BOXER」はエンジンと最高出力10kW(13.6PS)のモーターを直結させて動力性能を高めるとともに、減速時などにエネルギーの回生を行う。発進時や低速時はモーターのみのEV(電気自動車)走行、加速時にはエンジンとモーター、さらに高速走行時はエンジンのみといった使い分けをする。バッテリーは容量4.8Ahのリチウムイオン電池を搭載している。燃費はWLTCモードで14.0km/リットル。

新開発の「ドライバーモニタリングシステム」は、カメラがドライバーの顔を認識し、眠気や不注意を検知すると音や表示で注意を喚起する。また、シートポジションやドアミラーの角度などをドライバーに応じて自動調整する。ドライバーは最大5人まで登録できる。このほか、安全運転支援では全車速域で前走車追従などができる「アイサイト・ツーリングアシスト」さらに「歩行者保護エアバッグ」を全グレードで標準装備している。

5月18日から先行予約を行っており、6月18日までに4119台を受注したという。都内での発表会に出席した次期社長の中村知美専務執行役員は「フォレスターは2017年には全世界で約28万台を販売し、スバルでは最も売れるグローバルカーだ。米国などでSUVの競争は厳しくなっているがフォレスターはクロスオーバー系ではない“王道のSUV”であり、期待している」と語った。

主力市場である米国では年間の販売実績が17万~18万台で推移してきたが、「20万台レベルを目指していきたい」と述べた。また、グローバルでも新モデル切り替え後は「17年の実績を上回る販売を確保したい」と表明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る