ポルシェ、電動スポーツカーのリマックに出資…電動化を推進へ

エコカー EV
ポルシェとリマックの首脳(ジュネーブモーターショー2018)
ポルシェとリマックの首脳(ジュネーブモーターショー2018) 全 4 枚 拡大写真

ポルシェは6月20日、電動スポーツカーメーカーのリマックアウトモビリ社に出資すると発表した。同社の10%の株式を取得する。

リマックアウトモビリ社は2009年、クロアチアに設立。2011年、EVスーパーカーの『コンセプトワン』を発表した。コンセプトワンは、「世界初のEVスーパーカー」を掲げて登場。2ドア、2シーターのスポーツカーデザイン。前後アクスルにそれぞれ2個ずつ、合計4個のモーターを搭載し、4輪を駆動する。

2018年春のジュネーブモーターショー2018では、新型EVハイパーカーのリマック『C_Two』を発表。モーターは、最大出力1914hp、最大トルク234.5kgmを発生。強力なモーターは、0~96km/h加速1.85秒、最高速412km/hと、世界最高峰の性能を発揮する。

バッテリーは、蓄電容量が120kWhと大容量のリチウムニッケル。1回の充電での航続は、最大650kmの性能を備える。充電は急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの80%の容量をおよそ30分で充電可能。

ポルシェはこのリマックアウトモビリ社に出資し、同社の10%の株式を取得。リマックアウトモビリ社は、高電圧バッテリー技術と電動パワートレーンに関するノウハウを持っており、ポルシェは同社の技術を電動化の推進に役立てる方針。ポルシェの財務・IT担当、ルッツ・メシュケ取締役は、「リマックのアイデアやアプローチは非常に有望。ポルシェは開発パートナーシップの形で緊密に協力していく」と述べている。

《森脇稔》

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