VWグループ、電動車向け全固体電池を量産へ…クアンタムスケープと提携

エコカー EV
ソリッドステートバッテリー(全固体電池)を手がけるクアンタムスケープ社の公式サイト
ソリッドステートバッテリー(全固体電池)を手がけるクアンタムスケープ社の公式サイト 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループは6月21日、ソリッドステートバッテリー(全固体電池)を手がけるクアンタムスケープ社と提携すると発表した。

クアンタムスケープ社は米国スタンフォード大学からのスタートアップ企業で、2010年に設立。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、ソリッドステートバッテリー技術に関して、およそ200の特許を持つ。

ソリッドステートバッテリーは、EVなど現在の電動車で主流のリチウムイオンバッテリーが液体を使用しているのに対して、液体を使わず固体で構成されるバッテリー。エネルギー密度や安全性などの面で、リチウムイオンバッテリーよりも優れ、次世代のバッテリーとして注目されている。

フォルクスワーゲングループは、このクアンタムスケープ社に1億ドル(約110億円)を出資し、提携を結ぶ。クアンタムスケープ社にとっては、フォルクスワーゲングループが自動車メーカー最大の株主になる予定。

また、フォルクスワーゲングループは、クアンタムスケープ社との間で合弁会社を設立する計画。2025年までにソリッドステートバッテリーの量産ラインを確立していく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る