クレーン付きのトラックがアームを下げ忘れたままの状態で走行し、高架橋の橋桁部分に引っかかって立ち往生するという事故が起きた。運転者にケガはなかったが、現場付近は約3時間に渡って通行が規制される事態となってしまった。
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21日午前9時50分ごろ、福岡県糸島市内の県道を走行していたクレーン付きトラック(ユニック車)が、国道の高架橋にクレーンのアームを引っ掛けてしまい、立ち往生する事故が起きた。人的な被害は無かったという。
福岡県警・糸島署によると、現場は糸島市東付近で片側1車線の直線区間。ユニック車はクレーンのアームを伸ばした状態のまま走行していたとみられ、アーム部分が上を通る国道202号バイバスの高架橋下部へ引っかかり、走行できない状態となった。
トラックは運転席部分が高く持ち上がったような状態で立ち往生。運転者は自力で車外へ脱出しており、ケガもなかったが、トラックの撤去には手間取り、現場は約3時間に渡って通行が規制されたという。
警察では運転者から事情を聞いているが、「アームを下げ忘れていたのだと思う」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。
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トラックは前輪を上げた、いわゆる「ウイリー」の状態で身動きが取れなくなっていた。荷台部分には小型の重機も積載されており、これを降ろしてからアームを下げなくてはならず、そのために撤去までの時間を要したようだ。