ダイムラーの新開発EV大型トラック、実証テストへ…2021年から量産予定

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ダイムラーの新開発EV大型トラック、eカスケーダ
ダイムラーの新開発EV大型トラック、eカスケーダ 全 2 枚 拡大写真
ダイムラー(Daimler Trucks)は6月28日、新開発のEV大型トラック2車種の実証テストを、2018年末から米国で開始すると発表した。

この新開発のEV大型トラックは、ダイムラー傘下のフレートライナーブランドの「カスケーダ」がベースで、車名は『eカスケーダ』。eカスケーダには、最大出力730hpを発生するモーターを搭載。バッテリーは蓄電容量550kWhと大容量。その効果で、1回の充電での航続は、最大400kmに到達する。バッテリーは容量の8割(約320km走行分)を充電するなら、90分以内に済む。

もう1車種の新開発のEV大型トラックは、フレートライナー『eM2』。主に、配送業務と個人宅配サービスを対象に開発された。モーターは最大出力480hp。バッテリーは蓄電容量325kWhで、eM2は最大約370kmの航続を持つ。バッテリーの充電は8割(約300km走行分)なら、60分以内に完了する、としている。

新開発のEV大型トラック2車種は、2021年から生産を開始する予定。それに先駆け2018年末から、米国で実証テストを開始する。ダイムラーは、ペンスキー・トラック・リーシング社とNFI インダストリーズ社の2社に、30台以上のeカスケーダとeM2を引き渡し。量産に向けて、実用性を確認していく。

《森脇稔》

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