日野、ドライバー異常時対応システム標準装備の大型観光バス セレガ 発売 商用車世界初

自動車 ニューモデル 新型車
日野セレガ 2RG-RU1ESDA
日野セレガ 2RG-RU1ESDA 全 8 枚 拡大写真

日野自動車は、商用車世界初となる「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」を標準装備した、改良新型の大型観光バス『日野セレガ』を7月2日より発売する。

EDSSは、非常ブレーキスイッチで車両を止めるドライバー異常時対応システム。急病等でドライバーが運転操作の継続が困難となった場合に、ドライバー自身や添乗員が運転席の非常ブレーキスイッチを押すか、乗客が客席上部に設置されたスイッチを押すことで、制動を開始し、徐々に速度を落とし停止する。このとき、車内では非常ブザーが鳴るとともに、スイッチに内蔵されたランプが点灯、赤色フラッシャーが点滅して、緊急停止することを乗客に伝達。また、周囲に対しては、ホーンを鳴らし、ストップランプとハザードランプを点滅させ異常を知らせる。

また新型セレガは、可変式スピードリミッターを標準搭載。35~110km/hの範囲で、最高速度を設定でき、エコで安全な運行をサポートする。さらに全客席ELR付3点式シートベルトをオプション設定したほか、客席シートベルト警告灯を前席のシートバックに設置。メータークラスターに設けた運転席スイッチを押すと警告灯が起動し、シートベルト未着用の場合には、確実な着用を促す。

ロングボデー車には、AMT(機械式自動変速機)「プロシフト」搭載車型を追加設定。ダイヤル式シフトレバーをインパネに、変速モードの変更やマニュアルシフト操作ができるシーケンシャルレバーをステアリングコラムに設置して変速時の負担軽減を図っている。

価格は日野セレガ スーパーハイデッカ、一般観光/11列、E13C-AEエンジン(450ps)、6速AMTが4904万8200円など。なお、セレガは全車がASV減税の対象で、ロングボデー車(12m)およびショートボデー車(9m)のGVW12トン以下の車型はエコカー減税の対象となる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る