モービルアイ、自動運転技術を百度に供給…安全性評価の数式も

自動車 テクノロジー 安全
百度の「Apollo」プラットフォーム
百度の「Apollo」プラットフォーム 全 1 枚 拡大写真

インテル傘下のモービルアイは7月3日、百度(Baidu=バイドゥ)の自動運転開発プロジェクトに、モービルアイの技術が採用された、と発表した。

百度は中国のインターネット検索最大手。同社の自動運転開発プロジェクトが、「アポロ」(Apollo)計画。アポロは、自動運転のオープンプラットフォーム。自動運転車のすべての主要な特徴や機能をサポートする包括的かつ安全なソリューションを開発している。

この百度の自動運転プロジェクトに、モービルアイの技術を採用。そのひとつが、モービルアイのサラウンドビューカメラキット。これには、車両の周囲に配置された12台のカメラと、コンピュータビジョンハードウェアおよびソフトウェアが含まれる。

また、モービルアイが開発した自動運転車の安全性を評価するための数式も、百度は導入。これは、定型数式による計算を通じて、自動運転車が明確な責任のもとに運用され、過失を伴う事故を起こさないようにするための数式。

数式では、他の車両がいかなる動きをしても、自動運転車が事故の要因になりえない安全な状態を定義。自動車業界や規制当局で取り決められた過失に関する明確な定義に準拠しながら、自動運転車が安全であると定義されたフレームワークの中でのみ、数式が運用されるようになっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. カワサキの649ccクルーザー『バルカンS』、2026年モデルで新カラー登場 価格は105万6000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る