台湾を代表するブランドの展示会を開幕…キムコの電動スクーターも 7月15日まで

モーターサイクル エンタメ・イベント
KITTEの「2018 TAIWAN EXELLENCE in 東京 」展示風景
KITTEの「2018 TAIWAN EXELLENCE in 東京 」展示風景 全 15 枚 拡大写真

台湾の優れた工業製品を展示するイベント『2018 TAIWAN EXELLENCE in 東京』がKITTE(東京・丸の内)で7月13日にスタートした。ここでは、今年の「台湾エクセレンス」に選ばれたKYMCOの電動ソリューションをはじめ家電やアプリ、生活雑貨など幅広い製品が並んでいる。

展示されているのはKYMCOの『IONEX』やBESVの電動アシスト自転車『JR1』といったトランスポーテーション、調理家電やPC、それに水泳用ゴーグルやスポーツウェア、美容品など多岐にわたる合計28社の75製品。

『台湾精品』(台湾エクセレンス)は「世界中のユーザーに素晴らしい価値を届ける、もっとも革新的な台湾製品」にシンボルマークが付与される。選定基準は「研究開発、設計(デザイン)、品質、マーケティング、製造におけるその卓越性」で、中華民国経済部によって1992年にスタートした制度。そして選定品を集めた展示会は世界各国で開催され、「TAIWAN EXELLENCE in 東京」もその一環となる。

13日は開幕に先立って、記者発表会が東京ステーションホテルで開催された。ここではまず台湾貿易センターの葉明水 秘書長が登壇。冒頭に西日本豪雨の被害者に対する見舞いの言葉をかけた後、「現在、年間190万ほどの日本人が台湾を訪れ、460万人の台湾人が日本を訪れる。日本人は、台湾といえば小籠包やパイナップルケーキ、マンゴーアイスといったものを思い浮かべるが、今後はそれだけじゃなく、日本人が思い浮かべるような台湾の工業製品を作り出したい」と挨拶。

続けて「日台企業の提携プロジェクトとして、ベトナムやインドネシア、フィリピンなどアジア各国に共同で進出している。またJETROとともに日台双方の人材育成も手がけている。今後はこうした提携を通じて、社会や企業に貢献できるのではないかと考えている」と述べた。

その後は出展企業の中から5社の代表者が登壇し、それぞれの製品の特徴や魅力、企業文化などをアピール。製品は業務用ステアクライマー(インテンザフィットネスジャパン)、メーキャップシミュレーションアプリ(パーフェクト)、多目的調理鍋(大同)、電動アシスト自転車(BESV JAPAN)、電動二輪車用ソリューション(KYMCO)と、実にさまざまだった。

また続いて展示会場で開催されたオープニングセレモニーでは、台北駐日経済文化代表処の謝長廷 代表が挨拶。「台湾エクセレンスは25年の歴史を持つが、そのなかで台湾製品は少しずつ付加価値を高めてきている。台湾の製造業はもともとはOEMだったが、しだいに自分たちのブランドを持つようになってきた」と経緯を説明。

また「日本の産業は技術開発における台湾の重要なパートナー。そして台湾の産業における、川上の部品供給国のひとつ。たとえば自転車ではシマノのコンポーネントを使っている。こうした水平分業による成長は、日本の協力によるものだ。だからこの展示会を通して、もっと多くの日本の人に台湾のエクセレントな製品を知っていただき、国際的に販路が拡大することを期待している」と語った。

なお展示は7月15日(日)までおこなわれ、開場時間は11~21時。会場はKITTEの1階アトリウムで、誰でも自由に入場が可能。会期中は台湾獅子舞やヴァイオリンによる台湾音楽の演奏などのパフォーマンスもおこなわれる。
クルマの購入については、車両の調達から定期点検、車検、各種税金の支払い、事故対応など、車両に関わる事の大半をパッケージ化…

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る