DS7クロスバック 発売、独創的な内外装と先進テクノロジー 469万-562万円

自動車 ニューモデル 新型車
DS7クロスバック
DS7クロスバック 全 57 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンは、DSオートモビルズのフラッグシップかつ初のSUVとなる『DS7クロスバック』を7月17日より発売した。

エクステリアでは、より立体的にデザインされたDSウィンググリル、そこから左右に伸びるLEDヘッドライトユニットが大胆かつ繊細な表情を形作っている。フロントフェンダーは大径20インチホイールを包む力強い面を構成し、その盛り上がりはボディサイドに彫刻的な陰影をつけつつウェストラインに。リアランプは斜め格子模様をモチーフに3Dエフェクトを与える独創的デザインとなっている。

インテリアでは、パリらしいこだわりの誂えと最新テクノロジーの融合によるフランスならではの新しいラグジュアリーの表現を目指した。高級機械式腕時計の文字盤加工として用いられたギョシェ彫り模様を、センターコンソールのトグルスイッチ枠などに採用。また、ナッパレザー仕様では、シートだけでなく、ダッシュボードやドアトリム部に小さな真珠が並んだような繊細なステッチを施し、エレガンスを表現している。

インストルパネルのインフォデジタルインストルメントパネルには12.3インチ液晶スクリーンを使用し、メーターなどの走行情報とDSナイトビジョン(赤外線カメラ)の映像を表示する。ナビゲーションや各種セッティングを司るセンターコンソール上の8インチHDスクリーンは、Apple CarPlay、Android Autoに対応。ダッシュボード中央には、エンジンオンと同時にダッシュボード上に現れるB.R.Mのアナログクロックを搭載する。また、サウンドシステムはフランスのハイエンドオーディオブランド、FOCAL社が専用設計。サブ
ウーファーを含む全14個のユニットからなるHiFiオーディオシステムが、室内を臨場感溢れるクオリティの高いサウンドで包む。


パワートレインは最高出力177psを発生する2.0リットル4気筒クリーンディーゼルと、新開発の1.6リットル4気筒ガソリンターボを用意する。ガソリンターボはDS3の高性能バージョン「パフォーマンス」に搭載した208psバージョンを進化させ、最高出力は225psを発生。エギゾーストバルブにも可変タイミング機構を採り入れるとともにフリクションの低減と過給圧安定のため排気ウェイストゲートバルブを電動化した。ベーシックグレード「ソーシック」にはディーゼルエンジンを、上級グレード「グランシック」はディーゼル、ガソリンエンジン双方を設定している。

トランスミッションは、アイシンAWと共同開発したPSAグループ初となる8速オートマチック「EAT8」を搭載。これまで以上の低速域でのスムーズさとスポーツモードでのリニアなレスポンスを実現している。オイルポンプを小型化するとともに配置を工夫することで6速バージョンからギアを2つ追加したにもかかわらずケース自体の全長は同等に抑えられ、容積を小さくすると同時に樹脂やアルミへの素材変更により軽量化をも果たしている。またアイドリングストップのマネージメントも6速比で向上させ、走行中でもアクセルオフ時のクラッチを切るフリーホイール制御を行うエコモードを新たに備えるなど、パワートレインの効率化でも最先端のものとなっている。

ドライブモードは4パターンを用意。あらゆる状況でバランスの取れた「ノーマル」、エンジンサウンドをスピーカーで増幅させるとともにダイナミックな走りを楽しめる「スポーツ」、燃費性能を重視した「エコ」、DSアクティブスキャンサスペンションによるライドフィールを実現した「コンフォート」から選択できる。

またDS7クロスバックは、運転支援、快適性、安全性などの領域で各種最新テクノロジーを搭載する。高速道路における同一車線内走行を想定した運転支援機能「DSコネクテッドパイロット」は、マルチファンクションカメラとミリ波レーダーにより前車との車間距離を保ちながら車線内の任意の位置をキープ。前車が完全停止したのち3秒以内に再発進すればアクセル操作なしで追従する。

CセグメントSUV初の装備となるDSアクティブスキャンサスペンションでは、マルチファンクションカメラで車両前方5~25mの路面状況を常時高速スキャンして路面の凹凸を検知。フィードフォワード制御によるショックアブソーバー減衰力の最適化とリアマルチリンクサスペンションが相まって、浮遊したまま移動するかのような快適な乗り心地を実現する。

DSドライバーアテンションモニタリングでは、ドライバーの注意力低下や疲労を自ら検知。ステアリングコラム上部に設置した赤外線カメラがドライバーの視線や瞼の動きをセンシングし、わき見や居眠り、疲労を検知することでドライバーに警告や休憩を促す。

DSナイトビジョンでは、夜間走行で前方を赤外線カメラ監視し、その映像をインストルメントパネルに投影。映像はグレースケールで表示され、前方に人物や動物を認識すると対象物を黄色でハイライトし、さらにそれらが車両進路と交錯する可能性があると判断した場合は赤色でハイライトし、ドライバーに注意喚起する。

DSアクティブLEDビジョンは、左右3個づつ内蔵されたLEDヘッドライトユニットを細かく制御して夜間の最適な視界を提供する。停車から市街地、郊外、高速道路と速度域に応じた4つのモード、ワイパー作動に連動した悪天候モード、さらに対向車や先行車を検知して自動的にロービームに切り替えるインテリジェントハイビームモードの合計6つの配光モードを自動制御する。また、このLEDモジュールは、キーを解錠した瞬間、180°回転しパープルの光を放ちながらオーナーを迎える。

トラフィックサインインフォメーションでは、制限速度および進入禁止に関する道路標識をマルチファンクションカメラが読み取り、インストルメントパネルに表示。さらに制限速度はドライバーが任意でクルーズコントロールまたはスピードリミッターに連動させることもできる。

カラーは全8色を用意。価格は469万円から562万円。
実は、初代NA系ロードスター乗りから広く知られているキスモ。マツダのユーノスロー…

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る