ZMPと日の丸交通は、自動運転車両を用いたタクシーサービスの公道営業実証実験を8月27日より開始すると発表した。自動運転タクシーが公道で営業走行を行うのは世界初の取り組みとなる。
実証実験では、ZMPの開発したミニバンタイプの自動運転車両と予約システムを用いて、日の丸交通が公道におけるタクシーサービスを実施。実験の区間は大手町フィナンシャルシティ グランキューブ(東京都千代田区)と六本木ヒルズ(東京都港区)を結ぶ約5.3km、運行回数は1日4往復、料金は片道1500円を予定している。実験期間は8月27日から9月8日で、利用者の一般公募を専用サイトより受け付けている。
実証実験は、東京都の支援事業「自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に選定され、国と東京都が共同で設置する「東京自動走行ワンストップセンター」の支援を受けて実施。ZMPと日の丸交通は自動運転タクシーサービスの商用化を実現することで、交通混雑解消や環境負荷の低減を目指すだけでなく、交通弱者のサポートや慢性的なドライバー不足の解決も狙う。