【VW up!GTI 試乗】だんぜん、絶対、up!を選ぶなら「GTI」…岩貞るみこ

試乗記 輸入車
VW up!GTI
VW up!GTI 全 12 枚 拡大写真

最初に宣言してしまおう。『up!』は、だんぜん「GTI」である。たとえ4ドアがなくても、たとえ、お値段ちょっと高めでも、軽くて速いという魅力の前にはかすんでしまう。

【画像全12枚】

6速MT。MTが苦手でも、坂道発進にはヒルスタートアシストがあるから後ろに下がることはないし、アイドリングストップ機能のおかげで、クラッチ踏めばエンジンが再始動するゆえ、クラッチミートに失敗してエンストなんてこともない。だんぜん、絶対、これはGTI押しである。

up!のシートは、高めだ。GTI=スポーティなのだけれど、ドライビングポジションとしては、低いシートで脚を前に伸ばして座るタイプではなく、背筋を伸ばしてシートにしっかり座るタイプ。なのでまず、見晴らしがよくて安心する。

アクセル、ブレーキ、クラッチの3本のペダルはいずれも吊り下げ式なので、足首をきゅっと上に上げつつ踏みかえるため、シート位置はしっかり後ろに下げて足首に余裕を持たせたい。ただ、このとき、ハンドルに前後調節機能であるテレスコピックがないため、あまり下げ過ぎるとハンドルが遠くなるから注意である。

エンジンは、3気筒の1リッター・ターボ。これが楽しいの楽しくないのって(どっちなんだよ)、ものすごく楽しい。3気筒エンジンの音は、軽くてうすっぺらい印象があるけれど、このGTIは、太いドロドロ音がしてやたらと気分を高揚させる。そして、出だしに力強さがありとても走りやすいのだ。

なにせ、ボディが小さい。そして、軽い。さらに、ホイールベース(前後のタイヤの間隔)が狭いので、きゅっきゅと向きを変えていくのである。自分で操作している感がひたひたと体を満たしていく。クルマを運転しています、というよりも、面白い道具を操っていますという感じなのである。

やっぱりGTI。絶対、GTI。4人乗りで後部座席もきちんとあるし、後部座席は私のふくらはぎチェックでも十分に座れるし、もちろんカバンやジャケットをさっと置いておくにも便利に使える。まさに、ふだん使いと走りの楽しさのバランスなのである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、最近は ノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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