乗用車感覚の小型キャブコンに注目『レジストロ・アウル』…東京キャンピングカーショー2018

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レジストロ・アウル
レジストロ・アウル 全 18 枚 拡大写真

トヨタ『ライトエース』はサイズがそれほど大きくなく、運転しやすいキャンピングカーのベースとして各ビルダーで商品化されている。東京キャンピングカーショー2018でもあちこちのブースで見かけた。

ここでは、7月1日に発売されたばかりというMYSミスティック(山梨県甲斐市)の『レジストロ・アウル』にフォーカスしてみた。

同社は長年トラキャン(トラックキャンパー)の専門店として自社製作を行い、近年ではキャブコン(キャブコンバージョン)なども製作している。昨年デビューの軽トラベース『レジストロ』は、荷台にシェル(居室部)を載せた2名乗車のトラキャンではなく、白8ナンバー5人乗車可能という意欲作。運転席とキャブが行き来できる構造のキャブコンだ。取り回しの良さや広い室内が人気を得て、受注も好調だという。

そんな評判を受けて、レジストロの第2弾として発売したのが、ライトエースのトラックをベースとしたアウルだ。今回は軽自動車ではなく1500ccの小型車だから、いわば兄貴分である。直線的なルーフを低く抑え、アルミニウムを使用したサイディングボードのシンプルなデザインは共通している。こちらは普通自動車登録の8ナンバーだ。

山小屋風の内装も共通している。シックなデザインで温かみのある空間となっている。室内の寸法は、幅185cm、高さ177cmと、十分な広さを確保。レジストロの乗車定員5人・就寝定員4人(子供2人)に対し、アウルは乗車定員6人・就寝定員5人。ファミリーユースなら断然アウルであろう。

後部にマルチルームが設置されたのも、見逃せないポイント。展示車両には、女性ユーザーの要望が多かったというトイレ(ポータブル)が置かれていた。ここもある程度の広さがあるので着替えもできる。また、車外に通じる扉が付いているので、防水パンを敷けば汚れてしまったテントやタープ類なども置ける。

気になる走行性能は、スタッフによると「乗用車に例えれば、『カローラ』のような優等生。コーナーで大きくロールせず、風によるふらつきも少ない。高速道路などもミニバンを運転している感じ」だという。坂道も普通に登っていけるというのも心強い。運転席の高いキャブオーバーのキャンピングカーのように、乗り込む際の「よいしょ」感がなく、乗用車のように普通に乗り込めるのもアウルの美点だろう。

標準装備は、冷蔵庫、シンク、カセットコンロ、サブバッテリー、スライドソファーベッド、着脱式ダイネットテーブル、フリールーム、スライドウインドウ(3か所)、走行充電システムなど。2WDのMT車ベースの展示車の最安値提案価格は401万2900円と掲示されていた。

同ブースでは、前後ともルーフ全体が上部に立ち上がる形式のポップアップを採用した、軽トラキャンパーの新作『ミニポップビー』2018年特別仕様車なども展示されていた。
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《嶽宮 三郎》

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