【鈴鹿8耐】絶対王者ジョナサン・レイが速い!! 25年ぶりタイトルへまた一歩

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ジョナサン・レイ(Kawasaki Team GREEN)
ジョナサン・レイ(Kawasaki Team GREEN) 全 3 枚 拡大写真

「勝てる体制が整ったから来たんだ」と語るのは、スーパーバイク世界選手権で3連覇中のジョナサン・レイ。その強さから世界の絶対王者とも言えるが、7月10日からの3日間の公開合同テストでは日ごとにタイムを上げていき、最終日の7月12日には2分6秒台を記録して世界の実力を見せつけた。そして7月27日の鈴鹿8耐公式予選では、何と2分5秒168のスーパーラップを記録したのだ。

鈴鹿8耐でのサーキットベストは2015年にYAMAHA FACTORY RACING TEAMのポル・エスパルガロがTOP10トライアルで叩き出した2分6秒000であり、レイの2分5秒168がどれだけすごいタイムかが分かるというものだ。

さらにパートナーのレオン・ハスラムは2分6秒636、渡辺一馬は2分7秒541をマークしておりチームの総合力が向上。3ライダーのベストタイムの平均で競われる公式予選でKawasaki Team GREENはトップに躍り出た。

これに釈迦堂利郎監督は「ジョニー(ジョナサン・レイ)のスーパーラップにはさすがに震えましたが、本人は涼しい顔でしたね。そしてこのジョニーに引っ張られる形でチームの総合力がとても高まっています。当初は220周をターゲットラップにしていましが、221周という可能性も出てきました。もちろんレースなので何が起きるか分かりませんが、実力値として221周は行けると思っています」と、うれしい上方修正を口にした。

コースサイドで撮影していたカメラマンからは「まるで流して走っているようで、とてもタイムが出ていたとは思えない」というレイのライディングだが、それはすなわち無理のないフォームであることを意味している。

一般的にドライ用セッティングが出ているマシンであれば、ウエットコンディションに変更することは大きな問題ではないとされており、釈迦堂監督の視線の先にはKawasakiの25年ぶりの優勝がより明確に映し出されているようだ。

《佐久間光政》

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