堤防道路を自転車で横断の女児、はねられて意識不明の重体に

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堤防道路を横断しようとしていた女児が、交差進行してきたクルマにはねられる事故が起きた。女児は重体となっており、警察はクルマの運転者を逮捕している。

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28日午後4時40分ごろ、愛知県名古屋市東区内の市道(堤防道路)で、自転車に乗って横断歩道を渡ろうとしていた女児に対し、右方向から交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女児は意識不明の重体となっている。

愛知県警・東署によると、現場は名古屋市東区砂田橋3丁目付近で片側1車線の直線区間。横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。自転車に乗っていた11歳の女児は河川敷から堤防道路に上がり、横断を開始しようとしたところ、右方向から交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

女児は近くの病院へ収容されたが、頭部強打で意識不明の重体。クルマを運転していた尾張旭市内に在住する50歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

現場は見通しの良い区間。河川敷からは車両進入が禁止されている取付道路を上がり、現場の横断歩道へ向かうこととなるが、堤防道路自体に歩道は設置されておらず、横断者が待機できる場所はほとんどない。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場となった堤防道路は交通量が多い区間だという。横断歩道は設置されているものの、速度を出しているクルマもあり、子供や高齢者が安全に横断できるという環境ではなかったようだ。

《石田真一》

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