トヨタの燃料電池大型トラック、航続が1.5倍に…改良新型発表

エコカー EV
トヨタの燃料電池大型トラックの改良新型モデル
トヨタの燃料電池大型トラックの改良新型モデル 全 8 枚 拡大写真

トヨタ自動車の北米部門、トヨタモーターノースアメリカは7月30日、燃料電池システムを搭載する大型トラックの改良新型を発表した。

この大型トラックは、米国カリフォルニア州の「プロジェクト・ポータル」と呼ばれる実証実験で使用。燃料電池パワートレーンを搭載した大型トラックコンセプトで、同車には、市販燃料電池車、『ミライ』のFCスタック2基と12kWhの駆動用バッテリーを採用。最大出力は670hp以上、最大トルクは183.2kgmを発生する。

大型トラックコンセプトは実証実験において、1日あたり約320kmを走行。積荷を含めて、総重量はおよそ36トン。まずは、ロサンゼルス港やロングビーチのターミナルを基点に、倉庫へ物資を輸送している。

今回発表された改良新型モデルでは、これまでの実証実験で得られたノウハウを投入。水素タンクの本数を4本から6本に増やし、通常運航における水素満充填時の推定航続距離を、約320kmから約480kmへ1.5倍に伸ばした。

さらに、居住性と操縦性を向上させる取り組みとして、運転席のスペースに簡易ベッドを備えたスリーパーキャブを採用。燃料電池ユニットの配置を工夫し、ホイールベースを延長することなく、従来よりも広い室内空間を確保した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  3. レクサスの3列大型SUV『TX』、約845万円から…北米初の現地生産PHEVも設定
  4. 【三菱 デリカミニ 新型】日本のアニメ文化も取り入れた新「ウルルン顔」は可愛いだけじゃない
  5. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る