夏休みの自由研究にもおすすめ!「スーパーカブ」60周年展の見どころは?

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スーパーカブと素晴らしき仲間たち展(Hondaウェルカムプラザ青山、8月24日まで)
スーパーカブと素晴らしき仲間たち展(Hondaウェルカムプラザ青山、8月24日まで) 全 19 枚 拡大写真

Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)では、スーパーカブ60周年記念イベント『スーパーカブと素晴らしき仲間たち』展を8月24日まで開催している。

【画像全19枚】

開催初日の8月1日にはオープニングセレモニーやスペシャルトークショーがおこなわれ、早速多くの人で賑わった。

◆100年後も世界の役に立つ! 加藤社長が決意表明

1958年の初代誕生以来スーパーカブシリーズは各国の歴史や文化、習慣を吸収し、多様化するユーザーのニーズに合わせて進化。現在では世界15か国16拠点で生産し、160以上の国と地域で販売している。

ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明代表取締役社長は、長きに渡り世界で愛顧されていることについて「世界中のお客様に認められ、支えられてきたおかげ」と感謝の気持ちを述べると、さらに「私たちは、このスーパーカブに学ぶことがたくさんあるのではないかと思っています。高い志のもとお客様の目線で開発され、ホンダのDNAである4ストロークで挑む歴史のスタートもここにあると思っています」と述べた。

また加藤社長は、アセアンや南米での需要は旺盛で、「スーパーカブはホンダの二輪総生産台数の3割を占用し、その半数以上はベトナム、インドネシア、タイなどアセアン各国」と明かし、こう続けた。

「まさに本田宗一郎の言葉通り、良品に国境なし。小さく生んで大きく育てる。需要のあるところで生産するというホンダの理念そのものをスーパーカブは踏襲しています。今回60年ということですが、100年後も世界の役に立つ。この商品や技術によって、すべての人に生活の可能性が拡がる歓びを、確立した品質と信頼とともに提供することがホンダの責務と考えています」(加藤社長)

◆スーパーカブは発明! だからカタチが変わらない

スペシャルトークショーでは、元Hondaワークスライダー宮城光氏をMCとし、本田技術研究所・二輪R&Dセンター デザイン開発室 室長兼クリエイティブダイレクターの川和聡氏やスーパーカブ関連の著書も多い小林謙一氏(三樹書房社長)が登場。

川和氏が「スーパーカブは60年前に登場した時点で、とことん考え抜かれていたものですごく高い完成度を持っていました。ですから時代に合わせて少しずつ変えて進化してきたものが、いまのスーパーカブなんです」と言うと、小林氏は「スーパーカブはひとつの発明なんです」と切り返した。

小林氏は「自転車は発明されたときから、カタチが大きく変わっていませんよね。スーパーカブも基本的なレイアウトが変わらず、ずっと同じカタチなんです!」と、スーパーカブは発明だったという説を唱えた。

宮城氏も「なるほど。自転車でもなければオートバイでもない、スーパーカブなんだと!」と頷くと、小林氏はすかさず持参したパネルを持ち出し、「これは1958年7月の(スーパーカブの)新聞広告なんですが、ここにも“オートバイでもない、スクーターでもない”って書いてあるんですよ。ホンダとしては、そういう想いでこれを出したんですよ」と、さらに強調した。

◆ともに60年を歩んだ“素晴らしき仲間たち”

『スーパーカブと素晴らしき仲間たち』展では、スーパーカブと同じ生誕60周年を迎える数々の工業製品や建築物、食品やサービスなどを一堂に介して展示し、紹介している。

東京タワーであったりスバル360(いずれも展示は模型)、KUMON(くもん)、ファンタ、チキンラーメン、シーチキン、野球盤、図案スケッチブック、uni鉛筆、キジマのバイク用品、月刊自家用車、月刊モーターサイクリストなどなど、スーパーカブとともに人々の記憶に残り、日本製品の素晴らしさが感じられるものばかり。お子さんの夏休みの自由研究にもうってつけだろう。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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